とほほホアヒン

さてわたしは7年ぶりくらいにタイが誇る王室リゾート、ホアヒンに来ている。

そしてしょっぱなからお腹を壊し、丸二日寝込んでいた。
何が原因なのか、心当たりがありすぎて反省しようにも、あーた、もう。

「ああやばそう」というものほど自制心がきかないというか。
体力はないほうである。健康にもあまり自信がない。
だからやめときゃいいのに、ぜんぜん学習しない。
困った女だなーこりゃー、とわれながら呆れています。

まあいつものことだが、タイは不健康なカップルが全国に蔓延している国である。
いやタイ自体はいい国なのだ。が、あまりといえばあまりに、愛のない関係が目立つ
国である。あたしゃーまだ愛を信じたい年頃なんだよ。まったくよう。

で、そぞろ散歩の途中、どこか見覚えのあるゲストハウスに出くわした。
もしや、そこは7年前に、当時付き合っていた彼と泊まった思い出(笑)の宿ではないか?
入り口の感じとか、ちょっと変わってる気もするけど、海上に浮かぶ感じ、似てるぞ。

いやー、昔は安宿だったのに、グレードアップしてこじゃれたゲストハウスになっちゃって。
時代は移り変わっていくものですねえ。

などと思いながら、ふらふらと中に入る。
受付にお姉さんがいる。
「遅いじゃない。さっきからずっと待ってるわよ」(←というようなタイ語。こういう時は分かる)
ちょっといらいらした様子で、手元の宿帳のようなものをめくり、
おもむろに傍らの受話器を手に取る。

鳩が豆鉄砲をくらった、つうのはまさにこの時のわたしだ。
「え? 誰が待ってるの???」(←英語)

お姉さん、ハッとして「ハロー」と英語で言い直す。焦った末のつくり笑い。
「あのー、部屋が見たいんですが」
用もなく入ったわたしが悪いので、とりあえずそう申し出る。
しかたなく部屋を見せてもらう。

ええ。
わたし、どうも出張ガールと間違えられてしまったようで。
見た目日本人というには色黒過ぎるし、痩せて華奢でもないわたしは、
西洋人男性と一緒にいると必ずその手の女の子と間違えられる。
が、単身でも間違えられるとは、近年ますますヤバイ方向に行っているようだ。

先日は深夜のセブンイレブンで「なに人なの?」とレジのお兄ちゃんに聞かれ、
「日本人だよ」と言ったら、「なに言ってんだ、フィリピンのくせに」と鼻で笑われた。
そこで否定しても、「日本人になりたい願望のタイ人ORフィリピン人」としか受け取って
もらえないので、あえてなにも言わない(実際、そういう願望を抱いて切ない嘘をつく
タイ人も多いらしい。「日本人」ってすごいブランドなのだ)。

毎回毎回、よくあることなんだけど、タイ男子、なんで「フィリピン」というときに、
あんなヤな感じのニタニタ笑いをするんだろうね。
こういうことを言うのは、決まって貧乏そうな、田舎から出てきて薄給で
こき使われてるようなお兄ちゃんである。だから本気で怒る気にはなれないけど、
それにしてもあの薄ら笑いは世界で3番目くらいにヤな感じだ。
フィリピン女性が唯一、自分たちが蔑める相手だからか? 
あと「インドネシア人」というのもある。どちらもタイでは出稼ぎで有名な国名である。

こういう輩は無視するに限る。馬鹿馬鹿しくも腹が立つ。

で、ひょんなことでわたしが本当に日本人だと分かると、とたんに態度がかわるんだよね。
タイは好きですが、こういうところ、大嫌いだもんねイーだ。

昔の彼との思い出もそこそこに、気を取り直して散歩再開。
すると、今度こそ本当にバッチリ見覚えのある宿が。

……こっちが本当の思い出の宿でした。
えええええ、当時のまま、ボロっちい入り口に犬が数匹ごろーんと寝そべっていて、
すてきに寂れた感じでしたよ。
なんであんなキレイキレイで薄っぺらい売春宿化した宿と、こことを間違えたんだか。

思い出っていい加減ですね。スピッツのマサムネくんも歌ってるよ。
♪不自然なくらいに幼稚で切ない 嘘半分のメモリーズ♪

ってさ。

日本語フリーペーパーDACO最新号で、おりしもホアヒン特集をやっている。
とりあえずそこで紹介されていたカフェの生ハムをしこたま買い込んで、気を取り直した。
って、おなか壊してるんだってばぁぁぁぁ(食べましたがね……う、うますぎ!!!)。
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by masala_days | 2005-07-27 21:25 | 旅なんちゃって


20代の暗黒時代をインドとイギリスその他あちこち季節移動し続け、30代、やっと日本国で社会復帰。8か月の産育休を経て、現在、働くかあちゃん。オットの不在中に衝動買いしたマンションの借金返済に勤しむ


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