放蕩息子のマチガイ

ちょっと前に、ジェイムスくんの詞のなかに出てきたProdigal sonという単語、
対訳で「放蕩息子」としてるんだけど、調べものをしていてふと、去年うちの
先生の授業でキリスト教関連の単語をやったときに、この単語が出てきたのを
思い出した(タイくんだりまで7冊ぶんの分厚い授業ノートを持ってきている
わたし。英語の文章を書こうとするとき、この血と汗の滲んだノートが何よりも
大切なのだ……荷物重いよなそりゃあ)。

それによると、英語の「prodigal son」は「さんざん好き勝手やり尽くした末に
悔い改めた放蕩息子」という、たぶん聖書あたりが出典の言葉らしい。

だから「放蕩息子はもう流行らない」なんつう訳を堂々とつけたけど、
「prodigal son is too late」のtoo lateは、「今さら改心しようったってもう
遅いんだぜ」っていう意味ですね、きっと。

言葉を学ぶのが本当に難しいと思うのはこんな時です。

その言葉が使われる文化的背景が分からなかったら、字面の意味にとらわれて
本来の意味を完全に取り違えることがある。

インド(ヒンディー語)で「ありがとう」というのでガイドブックなどに
よく書いてあるのが「ダンニャバード」という言葉だけど、
わたしゃーこれを聞いたのはエア・インディイアの機内放送くらいで、
本物のインド人から言われたことは一度もない。
「ありがとう」と言いたいときは英語の「サンキュー(タンキュー)」である。

カースト制度との絡みだと思うのだけど、たとえば、
切符売りが切符を売るのはあたりまえのことだから、
わざわざ「感謝」なんかしないのだ。
それをいちいちいちいち
「感謝してますぜ」「感謝してますぜ」と言わせる文化を持ち込んだのは西洋人、
おそらくイギリス人と思われる。

インドにいて、やたら「サンキュー」を連発する西洋人がものすごく奇異に見えた
ことがあった。

それと同時に、すぐ「ソーリー」という日本人も奇異だった。
「いやーわざわざすまんね」という意味合いで「ソーリー」というのだろうが、
別に悪いことしてないときに謝罪の「ソーリー」を言うのは変だ。

こういう時は「サンキュー」を連発してくれたほうが見ていて気が楽だった。

言葉って、勉強すればするほど分からなくなるもんですねーー。
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by masala_days | 2005-07-28 13:13 | 英会話あれこれ


20代の暗黒時代をインドとイギリスその他あちこち季節移動し続け、30代、やっと日本国で社会復帰。8か月の産育休を経て、現在、働くかあちゃん。オットの不在中に衝動買いしたマンションの借金返済に勤しむ


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