ガンダーラはインドじゃないよ

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[Dinner with friends:Rajma Dal&Chana Dal Kashimiri Style]

あ、もしかして英会話上達法の続編を待ち望まれていたりしますでしょうか。
すいませんまだ書いてません……。

ところで(とすばやく逃げる)、私は基本的に日本生まれ日本育ちです。
が、幼児期に数年間、ブラジルにいたことがあります。
本人、よく覚えてないのですが、アメリカンスクールと現地校に
掛け持ちで行っていたそうです(その頃からやる気だな>自分)。
が、帰国後は普通に日本の公立の小学校中学校に行ったので、
かなり普通に脳内は平均的日本人であります。

が、幼児期の3年間というのは思う以上に影響力があるのだなあと、
さいきんとみに実感しています。

ロンドン地元の小学校に実習に行くってんで、「日本の遊びをフィーチャーしよう!」と
みなで実習案をいろいろと練っていたときのことです。こちらの子供にも日本の
「じゃんけん」はかなり浸透しているので、それを使って何かしよう、と。

「じゃ、あの『グリコ』とか『チョコレート』とかでケンケンするやつ、やろうよ」
と提案しました。遠い昔の記憶の断片からやっとこ搾り出した案件でした。
で、具体的にどのようなフォーメーションを組むかなどなど話が進みそうな時、

またふと、

「でもさー、発音とかの面で日本風の6拍の『チョコレート』とか難しいし、『グリコ』って何? 
とかから説明しなきゃいけないから、いっそ、『Mars Bar』とか『Double Decker』
(どっちもチョコレートバーのブランド名)でやろうか」

と提案。が、沈黙。みなの顔、「ハテナ?」と言っている。
ついでに私も「ハテナ?」

そこでひとりが恐る恐る私に聞きました。
「ねえねえ、これ、どんなゲームか知ってるよね??」
「もちろん!」

と自信満々に答えてふと、私は首を傾げました。
どんなゲームか、実のところ、覚えていなかったのです。

皆さんお分かりですか。あれってさ、グーはグリコのおまけ、チョキはチョコレート、
パーは、あれ、なんだっけ?? 忘れてもうた。でもとりあえず、
マーズバーとかダブルデッカーでは、じゃんけんにおける「グー・チョキ・パー」という
符丁が使えない……。

要するにこのゲーム、地場お菓子文化と日本語特有の言葉遊びが混ざり合った、
非日本人にはひじょうに複雑な脳内作業が必要なゲームだったんですね。
そこんとこすっかり抜けたまま、遠い記憶にそんな遊びを見聞きした覚えがあり、
今回の提案となったわけですが、いかんせん、私、自分でその遊びを経験していない。

こういうことが、時々起きます。知識としては知ってるのに、その時期たまたま
日本子供文化圏にいなかったために、すっぽり抜けている体験が。
帰国後のさまざまな二次的フォローによって知ったつもりになってるのだが、
実はやったことも見たこともないつうことが、大人になった今頃、露見したりしてる。

たとえばピンクレディーは日本人の基本常識として知ってるけど、
実際にピンクレディーを生の映像で知らない。振り付きで歌えない。
ドリフもあんまり知らない。風雲たけし城も知らない(これはイギリス来てから
英語吹き替えバージョンを見たが)。
だいたいうちは8時以降は子供はテレビを見ちゃいけないおうちだったので、
帰国してからもたいしてテレビを見られなかったのだ。
近所のじいちゃん家までこっそり行って、じいちゃんと一緒に見た「水戸黄門」
くらいしか覚えてない。なんて貧しいテレビ体験なんだ……。

子供の頃のテレビで覚えてるのは、(おそらくポルトガル語吹き替えされたアメリカの)
スパイダーマンの連続ドラマくらいだ。あれって最初はドラマだったのかな。

あとねー、刑事もので、これもたぶんアメリカものだったと思うんだけど、
ふたり組の刑事がいろいろおかしいことをしてくれる、ハートフルコメディーっぽいやつ。
でも刑事、たしか死んじゃうんだよね。あー、タイトル知りたいけどこの乏しい記憶で
探せるわけもない。「なんとかとパンツ刑事」みたいな感じ。

まあそんなこんなで、あれ、何が言いたかったんだっけ?

あ、そうだ、先日、友達が「ゴダイゴ」のCDを借してくれたんですね。
なんか私が「ガンダーラ」とか「ナマステ」って感じだから、というのが理由らしい(笑)。

これもどうやら同世代的には基本知識らしいんですが、
私が知ってるゴダイゴのネタ元は、大学時代によくカラオケに一緒に行っていた知人が
毎回歌う、「銀河鉄道999」と「モンキー・マジック」と「タケカワユキヒデは外大卒なんだぞー」というウンチクで、なにげに本物のゴダイゴを知らなかったんですわー。

そんなわけで遅ればせながらGS(グループサウンズというらしい)デビュー。
本物ゴダイゴの感想。

カッコわりぃーーーー。

「journey」とか「return」とか、気になるアクセントが山のようにある……。
おそらくあの時代において英語歌詞をこれだけ「それっぽく」歌ったつうのは快挙なんだと
思うが、やっぱり気になるよ……。「in order to」なんちゃらとか、すんごい堅い表現が
いきなり出てきたりさ。

などと嫌な突っ込みをひとりでいれつつ、でもやっぱり、ゴダイゴ、好きかも。
子供の時に知ってたら、絶対、熱狂してたと思います。
英語の歌詞はたまに「?」だけど、日本語の部分はメロディーと日本語本来の
イントネーションの乗り方がすごく自然できれいだし、音の感じは確かにかっこいいし。

スピッツの歌詞(「8823「ハヤブサ」)に

♪ガンダーラじゃなくてもいいよ

というのがあり、意味不明系の歌詞はマサムネくんの常套手段なので
放置していたのだが、あれはゴダイゴがネタ元で、
「愛の国」じゃなくてもいいよ、ってことなんだろーか。

そういや「トロピコの街」という謎の表現もあって、いつか何かの拍子に
「トロピコ=tropicaux」で、フランス語の「熱帯の」という形容詞の
男性複数形だったってことが判明して、喉につかえた小骨がとれたような
爽快感を味わったこともあった。

ま、いいや。スピッツとゴダイゴでジャパニーズサウンズにダイブするぜ!

♪さあゆくんだー、その顔をあーーーげて~♪
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by masala_days | 2005-11-10 23:48 | 旅なんちゃって


20代の暗黒時代をインドとイギリスその他あちこち季節移動し続け、30代、やっと日本国で社会復帰。8か月の産育休を経て、現在、働くかあちゃん。オットの不在中に衝動買いしたマンションの借金返済に勤しむ


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