食べ物の恨み

あああああああ~、ぷんぷん。もう腹立たしいったらない。
あまりに怒りすぎて一晩経った今も思い出すだけで指がブルブル震えます。

昨日、帰宅のおり、とあるインド料理屋さんに立ち寄ったんです。
灯台もと暗しというんですか、家の近くに南インド系料理を出すお店が
あるのを見逃していたんですね。
いつもバスで通り過ぎてしまう道を、たまたま歩いていて気がつきました。

よくありがちな、へんに高級路線の薄暗い店ではなくて、明るくて清潔そうな、
とても入りやすいお店だったので、ふらふら入ってしまったのが運の尽き。
だって結構混雑していて、お客さんのほぼ100%がインド系で(ロンドンでは、
多くの場合、カレー屋さんのお客さんはインド人よりも白人率が高い)、
おまけにワダやらパニプリやらの魅力的な写真のパネルがでーんとかまえているんだもの。
(ワダとかパニプリ→インドの軽食の名前。わたし、これらに目がない)。

勢いこんでマサラドーサ(米粉で作ったクレープ状の皮の中に、ジャガイモの
香味炒めのようなものが挟んである南インドのポピュラーな軽食)を頼み、
機嫌よくウェイターさんとおしゃべり、お店のオーナーの先祖は元々は
西インドのグジャラート出身で、その後ウガンダに渡り、いろんな困難を乗り越えて
イギリスに渡ってきたパテルさん一族だとか、そんな話まで聞き出し。

で、出てきたマサラドーサ。なんだか焼き色が甘い。まあ、そういうこともある。
ひと口。「?」。へんに冷たいところと生暖かいところがあってグニャグニャしている。
考えたくないけど、焼きたてではなく、どうもレンジでチンらしい。
中のジャガイモ。黄色いだけで、ぜんぜん味がせず、おまけにやけに水っぽい。
ついてきたチャツネの類。これまた中途半端に生ぬるい。辛いのに味がしない。
なんだか頭の中がハテナでいっぱいになりつつも、「そんなはずはない」と
箸を進め(あ、この場合、スプーンとフォークだった)、結局、半分ほどで
食べるのを諦めた。

結論。このマサラドーサ、信じがたく、まずい。

この時点ですでに機嫌悪かったのですが、支払いを済ませ、家路についてから
さらなる困難が待ち構えていました。異様にお腹が張って、あろうことか
吐き気までしてきたのです。バスの中でうううう~っと唸ること数分。
帰宅してからも数時間に渡って吐き気との戦い。

ちょっと風邪気味でお腹の調子が良くなかったのがいけなかったのかもしれません。
が、が、が、私はあえて言い切る。あれは疑いなくマサラドーサのせいだ。
あのチャツネ、ちょっとへんな味がした。ジャガイモも怪しい。
じゃあ食べるなよ、といえばそれまでなのですが、それができないのが悲しいところ。
食い意地って怖いですね。

食べる前に写真も撮ったのだけど、あまりに腹立たしいので載せるのはやめる。
ああ。あれで5ポンド(約1000円)もとられたかと思うとさらに悔しい。
私はおいしかったものは10年前のものでも覚えているが、まずかったものも
同じくらい、いやそれ以上に執念深く覚えている。
(小学校5年生の時に家族で京都を訪れた時、歩き疲れて入ったカレー屋で
出てきた「野菜カレー」が、ルーをお湯で溶かしただけと思われる具のない
ゲル状物体の上にしなびたレタスと貝割れ大根をのせたものだったの。
あの時の絶望と怒り、今でも昨日のことのように覚えている)。

とにかくだ。パテルさん、恨むぜ。
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by masala_days | 2005-01-25 21:52 | イギリス話


20代の暗黒時代をインドとイギリスその他あちこち季節移動し続け、30代、やっと日本国で社会復帰。8か月の産育休を経て、現在、働くかあちゃん。オットの不在中に衝動買いしたマンションの借金返済に勤しむ


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