負け犬は秘境がお好き。

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[picture] Zanzibar Tanzania, 2003 / A girl's smile healed me after coming back from Mt.Kilimanjaro trekking

It was such a hard trip, although the first few days were enjoyable as Kilimanjaro is a mountain which has gradual tracks. On the 4th day, I left the basecamp about midnight for the peak. The track was completely different from the ones I'd already encountered. This one was a steep, pebbled maze made by the volcanic eruption. About three in the morning, I got stuck half way to the peak. I couldn't step ahead, as my feet were just as heavy as lead. I was completely down by high altitude sickness. Each three steps required three minutes break. Such a slow march toward the peak. Old memories, both good and bad, started to haunt me. I felt desparate, I thought I was going to die very soon.

All of sudden, the sharp light captured me. My dull eyes tried to find what it was.

Sunrise! It was sunrise, which came out from the clouds. I saw all the thick red carpet of clouds downwards--I'd already climbed up higher than clouds. It gave me goose bumps, such a breathtaking moment I'd never ever seen.

It took another five hours to reach the peak. But I made it. It was definitely sunshine power which encouraged my sluggish feet to keep moving. At that time, I realised that I was a very primitive animal. I'd like to be a rational woman, but it isn't so bad to act on instinct sometimes. Nevertheless, I would say NO if someone asked me to climb it again.

日曜日に美容院に行った。これまで大してお金をかけていなかった分野なのだけど、最近、差し迫って身奇麗にしておかなくてはと感じる。放っておくとどんどん小汚くなる年齢である。

日系の美容院で楽しいのは、日本語の雑誌を読めることだ。ここで持ってこられる雑誌の種類で、自分がどう思われているかの、ちょっとした推察ができる。以前イギリス人経営の美容院に行ったら、どう見ても14~15歳の助手の女の子に、表紙にきらきら装飾の入ったティーンエイジャー雑誌を持ってこられて複雑な気分だった。老けていくのも嫌だが、若く見られすぎるのも困る。西洋人は適当にごまかせるからいいとして、怖いのは同じオリエンタルの人々の目である。けっこう細かいとこ見てるのよね。

さて美容院の雑誌だ。今回は「VOGUE Nippon 3月号」を持ってこられた。なんでNipponなんでしょうね。Japanにしといた方がかっこいいと思うんだけど。中途半端なジャパネスクは見苦しい。

しかし驚いたね。特集で「秘境できれいになる-インド・ブータン」ですと。旅慣れた負け犬は、そんじょそこらのリゾートではもう満たされない、次なるターゲットは秘境だ、ということらしく、去年できたブータンの海外資本系超高級リゾートホテルと、インドはラジャスタンの超高級マハラジャホテルが紹介されていた。オリエンタル趣味炸裂のお部屋とヨーガやトレッキングなどの余興とマッサージで癒されましょう、ですってよ。心優しいブータン人と触れ合い、子供たちがペンをねだるインドで厳しい現実に直面し、癒され鍛えられさらにいい女になりましょう、ですって。こりゃーたまげた。

ブータンは添乗員時代に一度訪れたことがある。私の元職場である旅行会社では、きつきつに詰め込まれた超ハードな日程のツアーが多く、旅を楽しむなんて瞬間は絶対になかった。たいがい2週間で3~4キロ痩せて帰ってくることになるハードさだ。ところがブータンだけは、見るところが限られているせいでひじょうに余裕のあるツアーだった。「まんが昔話」に出てきそうな山々が続く、とてもとてもステキなところでした(ツアー中何回も「♪坊や~良い子だねんねしな」が頭をよぎって困った)。

あそこに高級リゾートホテル~~~。
すでにあらゆる旅行市場に開かれたインドはともかく、ブータンは、ブータンだけは妙な勘違いをしたインテリ小金持ちに荒らされたくない。負け犬が癒されにいくとこじゃない。やめてくれーーーー。

一応私も文筆業者なので、予備知識のない不得手なジャンルの記事を書く時のライターの気持ちは分かるつもりだ。特に海外取材ものの場合、取材だけでも消耗しているのに、帰国してから締め切りまでにまったく余裕がないことが多い。調べ物をしたくても十分な時間がないのがおそらく普通だ。
本文や写真のキャプションは、「よく調べてきました」レベルには達してたと思うけど、なんというか、いかにも急場しのぎの寄せ集め、という感じ。でも写真は十分きれいなので、記事としては説得力があるんでしょうね。

あまり悪口は言いたくないのだが、この手のファッション誌が旅をテーマにするなら、ファッション誌らしくパリやらミラノやらの記事を載せて欲しい。そのほうが断然いい記事になるはず。負け犬だかなんだか知らないけど、「畑違い」のところで傍若無人にふるまってほしくないなあ、とちょっと思った(これってきっと、ちょっとひねくれた旅好きの人なら一度は思うことかもね)。
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by masala_days | 2005-02-15 07:42 | 旅なんちゃって


20代の暗黒時代をインドとイギリスその他あちこち季節移動し続け、30代、やっと日本国で社会復帰。8か月の産育休を経て、現在、働くかあちゃん。オットの不在中に衝動買いしたマンションの借金返済に勤しむ


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