勤労意欲のない人々

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[picture; My oldest sharemate of the room / Banaras, India 1999?]

今日はすごいぞ、一週間超ぶりに登校を決行。ひとえに先生に会いたいがゆえである(真面目)。ところがそうすんなりはコトが運ばない。

おとといから断続的に降り続いている雪のせいでまずは電車が遅れた。やっと来た超満員の電車に乗り込むと、発車してまもなく止まる。アナウンス、「大変もうしわけありません。もうすぐ復旧すると思います」と、なんだか非常~にやる気のない、僕知らないもんね的投げやりさ。込み合った車内で乗客は続々と携帯電話で会社等に連絡を取り始める。

いつも思う。こういう時のイギリス人はそこはかとなく嬉しそうである。会社をサボるいい口実だとでも言わんばかり、日本だったらちょっとでも通勤電車が遅れようものなら車内騒然となるというのに、イギリスではとたんに皆、和やかになり、「まったくしょうがないわよね~」などと知らない人同士肩を叩き合ったりしている。一応会社に電話する口調は「誠に遺憾で」という感じなのだが、その実、顔はほころんでいる。

乗客をとじこめること約20分、やっと動いたと思ったらまたアナウンス、「ええーと、理由はまだはっきりわからないのですが、この電車は次の駅で止まりまして、その先へは行かないことになりました。大変大変申し訳ありません。もう本当になんと言っていいか分からないほど申し訳ありませんが、次の駅で皆さん降りて下さい」などとくどくど謝る。実に呆れるほど長いのだが、誠心誠意謝っているというよりは、やっぱり「とりあえず僕のせいじゃないかんね」という感じ。車内では「まったくやってらんねーよ。おい仕事しろ仕事~っ」と野次が飛び、それに同調した声が飛び交い、誰からともなく失笑が漏れる。

イギリス人は諦めのいい人々だ。まぁたいてい私なら痺れを切らして怒りだすところでも、イギリス人にはまだまだ余裕のある地点であることがままある。それが自分のせいでないことがはっきりしている以上、無駄に怒りをばら撒いて疲れるのはやめよう、それよりはわが身の不運を嘆き合ってとりあえず笑っておこう、となる。

予告通り電車は止まった。ホーム一杯にあふれた乗客は大人しく列を作って出口へ向かい、あるいは地下鉄やバスに乗り換えを試み、格段の混乱もなく時は過ぎていったのだった。

やっとの思いで普段の倍以上の時間をかけて学校についてみると、ああわが愛しの先生はお休み。なんと私と同じくインフルエンザにやられて先週から休んでいたらしい。奇遇である。病気が重なったって別にどうということはないが、なんとなく同志という感じがして悪くない。

仲良きことはいいことだ。
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by masala_days | 2005-02-24 02:58 | イギリス話


20代の暗黒時代をインドとイギリスその他あちこち季節移動し続け、30代、やっと日本国で社会復帰。8か月の産育休を経て、現在、働くかあちゃん。オットの不在中に衝動買いしたマンションの借金返済に勤しむ


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