カテゴリ:英会話あれこれ( 8 )

勝手に連載★英語上達法その2

ここからは、言語習得に欠かせないいくつかの能力1)発音 2)発話 3)読解 4)聴解 5)作文をそれぞれどうやって伸ばしていくか、書いていきたいと思います。

((1))発音
<拍数とリズム>

日本人がもっとも気にするポイントというか、「発音がいい」というのがある種の褒
め言葉となるわけですが、これは私は「通じるポイント」を押さえておきさえすれ
ば、あとは個々の個性でいいと思うんですよね。インド人も中国人も、堂々と訛った
英語を話していることだし。ま、極めたい人は極めましょう。私はけっこう極めたい
ほうですが。

まず知っておきたいのが、「英語と日本語は拍数が違う」ということです。たとえば、

スピード[す・ぴ・い・ど]→4拍
speed[spi:d]→1拍

ストレート[す・と・れ・え・と]→5泊
straight[streit]→1拍

コーヒー[こ・お・ひ・い]→4拍
coffee[kofi:]→2拍

この違い、分かりますか? 手を叩きながら発音してみると分かりやすいと思いま
す。日本語では子音のひとつひとつに母音がくっついて1拍1拍ずつきっちり発音す
るのに対し、英語では子音が重なっている最初の[st]と終わりの[t]は、間に挟まれ
た[ei]と比べると、音の長さがずっとずっと短いんです。極端な話、[ei]の音しか目
立って聞こえないと言っても過言ではないわけで、よって、カウントは1拍になるん
ですね。

この英語と日本語の拍数という点、ものすごく大きな違いだと思いませんか。「日本
人英語」と言われているものの「通じない点」は、私はほとんどがこの拍数の違いに
よるものだと思っています。日本人が発話すると余計な拍がいーーーーっぱい入るの
で、英語話者の耳には何がなんだか分からないわけです。

というわけで、日本人がなかなかできないのが、この「正確な拍数で発音する」とい
う点です。逆に言えば、ここさえ押さえれば、それだけでググッと英語っぽくなるわ
けです。

さて理屈は分かってもなかなかできないのが辛いところ(笑)。どうすればその「感
じ」をつかめるのか。私自身、しつこくやり続けている方法をいくつか紹介します。


*音声つきの辞書を使う

まずは1語1語、英語の語感に慣れるという訓練が必要です。すでに知っている、簡
単な単語でいいんです。たとえば「dog」とか、「happy」、「communicate」などな
ど、思いついた、あるいはテキストなどで目についた単語を片っ端から辞書で引い
て、音で聞いて、拍数を意識しながら真似してみてください。

ところで、みなさんわりと、発音記号([spi:d]のように、[ ]で囲まれた記号)を
無視しがちな気がします。でもこれってすごい発明で、どんな語でもその発音をほぼ
正確に記しているわけですから、活用しない手はありません。拍数と大きく関わって
くる「どこにアクセントが来るのか」ということも必ず表記されているので、特にこ
れから新出単語がある場合は、必ず見るように習慣づけましょう。記号の発音の仕方
については、辞書の前の方に解説がついているはずなので、一度じっくり目を通すと
いいと思います。

*音声素材をフル活用する

1語1語の発音とともに大切なのが、文章を「まとまり」として発音する能力です。
先に書いたように、発話をすべて平仮名に直したとしたら、日本語はほとんど全ての
平仮名に均等の長さがあるのですが、英語は英語で各語が不規則な長さで、全体とし
て聴いても独特のリズムがあります。

高校生の時、おっかないけれども最高に素晴らしい英語のM先生という方がいらし
て、その先生が繰り返し繰り返し生徒に勧めていたのが、「shadowing」という方法
でした。

やり方は簡単。テレビやラジオなどのお手本の英語を耳にするなり、同時通訳のよう
に次々と追いかけて真似して発音していくのです。リズムをつかむことが目的なの
で、意味はあまり分からなくても構わないのです。とにかく、耳に入った音をそのま
ま忠実に口に出して真似していく。途中でつっかえても、気にせず一呼吸おいて、次
に聞こえてきたところからまた始めます。

あまり早すぎてついていけないのも困るので、初級者の場合はゆっくりめの子供向け
のオーディオ絵本とか、ディズニー映画とか、その辺から始めるといいと思います。
私のおすすめはBBC Radio7です。良質なお話プログラムがいっぱいあります。

http://www.bbc.co.uk/bbc7/index.shtml?logo

中級以上は、ニュースやインタビューがいいと思います。これもまたBBCがおすすめ
で、特にRadio4は様々な種類の音声素材の宝庫! 

http://www.bbc.co.uk/radio4/

現在はBBCも様々なバックグラウンドの人々を使っているようで、一昔前の「BBCアク
セント」というのが今でもあるのかないのかはっきり分かりません。朝のニュースの
お天気お姉さんなんて、バリバリのスコットランド訛りだったり、経済レポートの記
者がロンドン訛りだったり、けっこうリベラルというか、地域色を大事にしていると
いうか、バラエティに富んでいます。まあ、メインのキャスターさんなどは「イギリ
ス標準」のアクセントだと思いますので、やはりBBCはよい素材と言えるでしょう。

きょうび、インターネットラジオで各国の放送が聞き放題なのは、ものすごーいこと
ですよね。日本で英語を勉強していた遠い昔、音声素材を入手するのが一苦労だった
記憶がかすかにありますが、今では無料でいくらでも手に入る。これを利用しないと
いう手はありません! 私は自宅では常に流しっぱなしにして、思いついた時に
「shadowing」を実践しています。口を慣らすという意味で、これほど効果的な訓練
もないと思います。まあ、夜中など、ひとりでラジオの音声にくっついてブツブツ
言っている様はきっと不気味だと思いますが、5分でも10分でも、日々の地道な努力
がやっぱり大事ですよね。BBCは本当にありとあらゆるプログラムがあって、さすが
だなあと思います。もちろん、「私はアメリカ英語!」という方は、CNNなどアメリ
カものでやってみてください。

<日本語にない音>

さて、「rとl」です。嫌ですよねぇ(笑)。でも上達のためには避けて通れない道です。

非常に乱暴なことを言うと、「l」の方は日本語の「ら」行と同じ要領で発音してい
いと思います。ただし、音声学的にはまったく違う音です。念のため。

問題は「r」っすねーーー。でも簡単です。私的にはものすごく簡単でした。

「r」の前で、ちいさく「ぅ」と言ってみてください。

rice[ぅらいす]
recipe[ぅれすぃぴ]
roundabout[ぅらうんどあばうと]
roll over[ぅろーるおぅヴぁ]

ね、ね、ね? なんとなく英語っぽく聞こえませんか???? 語頭だけでなく語中
に出てくる場合も同じ要領でちいさな「ぅ」をつけるつもりで発音してみてくださ
い。あーら不思議、英語っぽい! すぐにはできなくてもしつこくやり続けてくださ
いね。ある日突然、要領が分かったりしますので。

日本語では唇を突き出して発音する音がないので、始めは奇異に感じるかもしれませ
んが、ここで唇を鍛えておくと、他の音を英語っぽく発音するのも大変楽ちんです。


たとえば、語頭の「w」の音。whatは「ほわっと」でも「わっと」でもなくて、「ぅ
わっと」が一番、近いんです。whichも同じ。

あとは、「th」という難関もありましたっけ。これは「ざ」、「じ」と言うつもり
で、舌を軽く上下の歯の間に挟んで発声してみてください。「ざ」、「じ」という時
は歯の裏に軽く触れるだけの舌を、頑張って伸ばしてみるのです。正しい音を聴きな
がら、根気強くやってみてください。

それから意外に見落としがちな「sh」、「ch」。「し」、「ち」の時に横に広がる唇
を、横ではなく、前に大袈裟に突き出して見てください。「h」の音がなんとなくあ
る、ということを意識するといいと思います。

ここまで大雑把に、拍数と日本語にない音という面から発音を見てきました。この2
点をいつも意識するようにするだけで、ずいぶんと通じる発音になるはずです。

次回はたぶん一週間後くらい。発話読解について触れてみたいと思います。
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by masala_days | 2005-11-02 06:21 | 英会話あれこれ

勝手に連載★英語上達法その1

(序)「どうやって英語を勉強したの?」

私自身、まだまだこれから学ぶべきところが山積みで、胸を張って「あたしゃー母語
と英語と同じくらい使えるわよ」と言えるようになるまであと100万年くらいかかる
と思うんですがー。よく聞かれるので、せっかくだから一気に言いたいことを言うこ
とにしました。

(1)そもそもなぜやりたいのか?

日本にいる時、
「ガイジンに道を聞かれても慌てないように」。

と、このような動機を煽っているのだと思われる英会話学校の広告をよーく目にしま
した。ま、いいけどね。でも、日本でガイジンに道聞かれたことなんかあたしゃーな
いよ、あったとしても、そんなことでオロオロしてらんねーよ、道くらい身振り手振
りで教えてやるよ、それができなくても、別にあたしゃー日本人だし、そんなことで
英語やんなきゃ、なんて絶対思わねー。

誰もがそう思うのだと思ってたのですが、そうでもないみたいですね……。

でも、漠然と「英語くらい話せないと」と思っているだけでは、上達は難しいと思い
ます。語学は必要に迫られてこそ上達するというもんです。これホントです。ひめぽ
ん嘘つかない。見なさい、わたしゃー言語オタクなのでフランス語だとか色々つまみ
食いしてるけど、英語以外、どれひとつとして初級の域を出た言語はないんです。な
ぜなら、上達する必要がなかったから。

また、「趣味で英語を習う」というのもいいけど、それで上達するかは疑問です。実
際、私がもっとも英語を勉強としたと思われるのは、大学受験の時と、その10年後、
イギリスに渡ろうと決心してからのことです。

その10年間、旅行したりなんだりで、緩やかに上達の道を辿ってはいたのでしょう
が、本当に長らく、中級の上くらいのレベルに居座っていました。正しい英語の必要
性もなかったので、発音、文法、語彙などありとあらゆる面で、外国語習得理論でい
うところの「化石化」、つまり、日常使うなどの「慣れ」によって、ある程度の流暢
さはあるけれども、誤用・勘違いがすっかり定着し、上達への道を阻んでいる状態
だったわけです。

ありきたりなアドバイスで申し訳ないんですが、なんでもいいから、目的を持つべき
です。ガイジンの彼氏が欲しいとか、ビートルズの歌詞を原語で理解したいとかいう
理由でもいいし、あるいは、仕事でどうしても必要とか。

何か明確な目的を持った時点で、上達へのパスポートを入手したと言ってもいいと思
います。

(2)どこの英語を学ぶか決める

ここをきっちり考えないと、特に中級→上級への上達は大変難しい。

日本の英語教育は、私の両親の世代などはイギリス英語だったそうですが、 現在は
完全にアメリカ英語ですよね。それはそれで抗ってもしかたないので、 高校卒業ま
での英語はアメリカ英語ベースでもいいでしょう。 問題はそれからです。上達した
いなら、アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダなど、 どこの国の「英語」
を学びたいのか、しっかり決めるべきです。なぜなら、大きな枠組みのなかでは同じ
「英語」であっても、それぞれの国の文化に根ざした語彙・表現というものが存在す
る以上、それらの使い分けができないと、いつまでたっても上達にはつながらないか
らです。

たとえば、以前ここのブログでもチラリと書きましたが、"Please"という言葉。 イ
ギリスではお店やレストラン、雑貨屋、ありとあらゆる場所で何か人にものを頼む時
に、 語尾につけないと「Bad Manner」になります。そうとう英語が達者な人でも、
イギリスにあまり馴染みのない人がこの"Please"を忘れると、「あんまり上手じゃな
いんだな」という印象を与えてしまいます。また、イギリスではネガティブな意見を
言うのになるべく婉曲表現を使うとか、逆にアメリカでは好き嫌いははっきり言った
ほうがいいとか(ほんと? そんなイメージがあるだけかも)、その国の文化・習慣
に即した英語、つまり背景(Cultural Background)のある英語を習得するというこ
とが、初級段階ではともかく、中級と上級を分けるひとつの指標だと思うのです。

イギリスに来る前の私の英語は、発音、用法、語彙に関して、友人知人その他の影響
で、カナダ英語あり、オーストラリア英語あり、おまけにインド英語やらマレー英語
なんぞもあり、映画やニュースの影響でアメリカ英語もあるという、まさにゴッチャ
ゴチャの状態でした。

castle(城)は「キャースル」とアメリカっぽく発音するのに、can'tはイギリス風
に「カーント」と言ってみたり、centreとイギリス式につづる一方で、realizeとア
メリカ式につづってみたり。イギリス英語ならば、castleの「あ」もcan'tの「あ」
も同じで、口を大きく開けた「あ」であるべきで、centreがcenterでないのと同様、
realizeはrealiseと統一すべきでした。

こういった単純な語彙や文法以外にも、「こういう時はこう反応する」というその国
独特の言語的習慣があって、そこを押さえずして言語能力だけを上達させることは、
まず不可能だと思うのです。現在、特にどこという統一がない方は、1)でお話した
個人の目的に即して、どこの英語を学ぶのかということを今一度確認されるといいと
思います。
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by masala_days | 2005-11-02 06:17 | 英会話あれこれ

CPE合格!

本日、インターネットの速報にて、CPE(Certificate of Proficiency in English)の
結果が出ました。

合格!

グレードCという一番下の評価だけど、受かればいいんです、受かれば。
Aなんてのは、在住何年という人が相当苦戦してとれるもので、
私なんぞがとれるとはハナから思ってないし。

予想通り文法がボーダー下で、読解がギリギリで、
でもあとの作文、リスニング、スピーキングができていたらしく、総合評価では合格。
話すのと聞くのは、まあ、場慣れしてるのであまり心配はしていなかったのだが、
作文、作文ですよ、アータ。

日本語にないa とtheに苦労し、基本的思考が構造が全く異なる日本語ベース
で書くので時に詩的というにはあまりに突飛な表現になってしまい、
ラテン語系列が母語の人たちとの歴然とした差にガビーンときたもんでした。

何ヶ月もやって、あれほど伸びなくて日々苦戦していたのに、
一番苦手だと思っていた作文がわりといい評価だったのには驚いたよ。
いやあ、やればできるって言葉、今なら自信を持って言えます、はい。

ああもう、ここんとこいいことなくて、
ついにプロザックに走ろうかというくらい落ち込んでいたのだが(おいおい)、
とりあえずひとつだけはいいことがあったぞ。

うれしい。もうどのくらいうれしいかって、ほんっとにうれしい。
ああモノカキなのに表現力がなくてすいません。

実は帰国前にロンドンでTOEICを受けていたのだが、
なんと渡英前の900点から880点にスコアが下がってしまい、
「なぁにぃごぉとぉだーーー?!」と慌てふためいていたのでした。
(TOEICは偏差値でスコアが出るので、イギリスで受けるとそれなりに
標準が高く、なかなか高スコアが出にくいらしいと後で聞いた。が、
それにしても下がるってのはショックでした……)。

とりあえずCPE。これに受かったつうのは、私にとってはたいへん大事件であります。
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by masala_days | 2005-08-05 17:28 | 英会話あれこれ

放蕩息子のマチガイ

ちょっと前に、ジェイムスくんの詞のなかに出てきたProdigal sonという単語、
対訳で「放蕩息子」としてるんだけど、調べものをしていてふと、去年うちの
先生の授業でキリスト教関連の単語をやったときに、この単語が出てきたのを
思い出した(タイくんだりまで7冊ぶんの分厚い授業ノートを持ってきている
わたし。英語の文章を書こうとするとき、この血と汗の滲んだノートが何よりも
大切なのだ……荷物重いよなそりゃあ)。

それによると、英語の「prodigal son」は「さんざん好き勝手やり尽くした末に
悔い改めた放蕩息子」という、たぶん聖書あたりが出典の言葉らしい。

だから「放蕩息子はもう流行らない」なんつう訳を堂々とつけたけど、
「prodigal son is too late」のtoo lateは、「今さら改心しようったってもう
遅いんだぜ」っていう意味ですね、きっと。

言葉を学ぶのが本当に難しいと思うのはこんな時です。

その言葉が使われる文化的背景が分からなかったら、字面の意味にとらわれて
本来の意味を完全に取り違えることがある。

インド(ヒンディー語)で「ありがとう」というのでガイドブックなどに
よく書いてあるのが「ダンニャバード」という言葉だけど、
わたしゃーこれを聞いたのはエア・インディイアの機内放送くらいで、
本物のインド人から言われたことは一度もない。
「ありがとう」と言いたいときは英語の「サンキュー(タンキュー)」である。

カースト制度との絡みだと思うのだけど、たとえば、
切符売りが切符を売るのはあたりまえのことだから、
わざわざ「感謝」なんかしないのだ。
それをいちいちいちいち
「感謝してますぜ」「感謝してますぜ」と言わせる文化を持ち込んだのは西洋人、
おそらくイギリス人と思われる。

インドにいて、やたら「サンキュー」を連発する西洋人がものすごく奇異に見えた
ことがあった。

それと同時に、すぐ「ソーリー」という日本人も奇異だった。
「いやーわざわざすまんね」という意味合いで「ソーリー」というのだろうが、
別に悪いことしてないときに謝罪の「ソーリー」を言うのは変だ。

こういう時は「サンキュー」を連発してくれたほうが見ていて気が楽だった。

言葉って、勉強すればするほど分からなくなるもんですねーー。
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by masala_days | 2005-07-28 13:13 | 英会話あれこれ

試験だ試験だ!

c0036998_2254433.jpg[Dead End. Don't look back, red behind, amber forward / Tokyo 2000]

CPEの最初のリスニング・テストまで、いよいよあと10日あまり。そのご、スピーキング、ライティング、と3週間にわたってじわりじわりと試験が続く(実質3日間なんだけど間があく)。

1日で終わらせてくれぃ、と思うものの、やっぱ体力勝負なので分けてくれて正解だ。

追記;BBCの朝のニュースで、インド人俳優スニール・ダットの訃報を知る。すごく有名ということは知っていたけど、昔の人なので全然ライブで知らない。イギリスのニュースに出るほどの人物だったのね。なんか、「インド政府に資産を国外に持ち出せないようにブロックされてそれを取り戻すのに時間がかかった」とかなんとか言ってたような。
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by masala_days | 2005-05-26 22:08 | 英会話あれこれ

役立つ言葉トップ5

授業中、「一言も言葉が分からない国に旅行する場合、もっとも役に立つ5つのフレーズは
何か」という話題になった。

べらべらのべつまくなしに話すスウェーデン人やらドイツ人に囲まれて
普段は静かなわたしですが、こういう話題はまあ、得意ですわ。経歴柄。

1)こんにちは/さようなら
2)ありがとう
3)いくらですか
4)トイレはどこですか
5)1~10までの数字

これが私のマスト5。これだけなら数ヶ国語いける(笑)。
トップ10まで挙げるとなると、ちょっと選択難しいかもしれない。

あ、そうだ、最近あった好きな会話。

うちの先生が図書館から私に無断で本を持ち出したので、文句を言いにスタッフ・ルームへ。
「僕は教師だぞー。かわいい生徒のためにこの本が必要だから借りたんだぞー」
「でもちゃんと手続きしてください。急になくなったら困るんですってば」
「そんな面倒なこといちいちやってられるかー」
「でも図書館の本はみんなのものですから、規則は守ってもらわないと」
「じゃあ今度からきみにお茶代渡すからさー、なんとかしてよー」
そこへ去年私の担任だったレイチェル登場。
「ちょっとレイチェル聞いてよ! うちの先生、私に賄賂をわたすとか言うですよ!」

はい、この「賄賂をわたす」。
「grease one's palm」と言う表現があります。
誰かの手のひらに油をなすりつけて潤滑にする、というような意味。
この表現、インドにいるときに知ってたら連発して使ってたのに。
……と思ったが、インドには「バクシーシ」(もともとは「喜捨」という意味だが「賄賂」の意味で
使われることが多い)つう言葉があったんだった。
何はともあれ、この会話で一気にインドのさまざまな匂いが蘇って里心がついて
しまったひめぽんです。

ところでわたし、お酒をほとんど飲めないので今まで知らなかったのだが、
ワインを飲むと瞳の色が変わることに気づいた。
もともととっても薄い茶色なのが、薄く緑がかった色になる。
最初は照明の加減でそう見えるのかと思っていたのだけど、
何回かワインを飲んだあとに違う条件下で確認した結果、いつもそうなる。
こういうことって誰にでもあるのかなあ。謎。
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by masala_days | 2005-04-25 21:58 | 英会話あれこれ

神様はつらいよ

c0036998_0291112.jpg

[Tokyo Twilight / Hibiya Tokyo Japan, 2000]
I was working as a sales representative and holiday rep in travel agency. It was such a hard work that I sometimes felt like I was just a gear. One autumn day, on the way back from the Air India office, just before I went underground, I saw a beautiful sky. The inorganic huge city suddenly showed its face as an oasis in the desert.

15名定員のクラスが今週は6名とこじんまりしていい雰囲気である。このくらいの、多からず少なからずという人数が一番やりやすい。長くいると色々な国から来た生徒さんたちと接することになり、クラスの雰囲気はその時々の面子で変わる。先週まではアルゼンチンから団体で来た少年少女たちが過半数を占めていて、こちらは一気に老け込んだ気がしたものだ。

今週は、スロバキア人、スウェーデン人、ドイツ人がヨーロッパ勢で、中国(大陸)人、韓国人、日本人と珍しくオリエンタルが半分もいて、すべて女性だ。韓国女性と私は固定メンバーで、まあ3ヶ月、私はもしかしたらそれ以上いるかもしれないので、すでに主ですねえ。

うちの先生は、いわゆる「議論になりそうな話題」を出して生徒たちに議論させるのが好きだ。宗教とか、政治的なこととか。先生が出したトピックに関して、生徒間で壮絶な議論に発展することもよくある。喧々諤々となるに違いない話題を振っておいて、あとは高みから文法や単語の間違いに耳をすませているのだから、教師なんて悪趣味な商売である。

南米勢とヨーロッパ勢は文化的に議論慣れしている。基本的に人の話なんか聞かないでどんどん自分の言いたいことを言える人たちだ(ちゃんと大人な議論ができる人ももちろんいる)。対するアジア勢は、「人の話は最後まで聞きましょう」、「人の揚げ足をとるのはよくない」、「自己主張は悪」という倫理観が骨まで染み込んでいるので、この手の議論になるとまあ、静か~になりますねえ。みんな会話力に問題はないのだけど、体質的に議論ができないようになっている。まったく、「黙っている=何も考えていない」と判断する人たちの中に放り込まれると、気の弱い私なんてどうしていいか分からなくなっちゃう♪(ここ、突っ込まないように)。

今日はモーセの十戒がテーマ。「あなたがもし、ひとつ取り除くとしたらどれか。またその代案を考えよ」という、もういかにも白熱しそうなトピック。

一番手の私は、「絶対唯一神しか認めない」という最初の戒律を除いて、「自分は自分の神様を信じることにして、とりあえず他の色んな宗教も認めましょうよ」というのを代案にした。

私、ことなかれ主義の日和見主義者なので、議論とか好きじゃないのー。それもだいたい文化的背景が大きく違う人たちと好き好んで宗教の話なんかしたかぁない。だからまあ、十戒からひとつ選ぶとしたら、御時勢的にもこれが無難なセンだろうと思ったわけです。

ところがどっこい。意外なところから強硬姿勢が返ってきた。スロバキア人の女の子だ。彼女は敬虔なカトリックで、自分の神様しか信じていないという。先生も横槍から色々チャチャをいれてきて(絶対楽しんでいるに違いない。くそーっ)、まあヒートアップしますわな。

いつもだったら静かに座っているだけだったのに、今日はもう私がめちゃめちゃ話題の中心である。わたしゃー議論が嫌いだって常日頃言ってるじゃないか! 先生ってば、仕掛けたな。ちくしょうめ。

ほんとに疲れました、今日は。
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by masala_days | 2005-03-02 00:29 | 英会話あれこれ

学校で習う英語

大学では別の言語を選択していたので、英語をちゃんと学校で習うのは高校卒業以来10数年ぶりなのです。が、仕事の都合やら海外暮らし色々で、来る前からそれなりに話せたことは話せたんだ。だから、「じゃ、なんでこの期に及んで英語を勉強する必要があるの?」
とよく聞かれる。

必要ったら……、あるのよ、オオアリなのよっ!
いくらコミュニケーションに不都合はないとはいっても、英語母国語の人から見れば稚拙な英語なわけで。日本語の思考と同じ言語レベルの英語でものごとを表現できるようになりたい、と思ったのがそもそも学校に通おうと思った動機でした。
つまり、「おんなじことを伝えるのでも、できるだけ頭よさそうな言い方をしたい」ってことです。

このへん、英語力が中級の上くらいにいるほとんどの人が感じる壁なんじゃないでしょうか。

英語ってほんと、使用人口が多いだけに、いろんな階級レベルや表現があって、勉強すればするほどその底知れなさにウンザリしてくる。
たとえば今まで学んだ他の言語、インドネシア語とかタイ語とかヒンディー語には、英語ほどのバラエティーはない。インドネシア語やヒンディー語は、方言という点でははるかに上回るけれど、階級や社会的帰属を反映したり、イディオムの豊富さやら、文学の多さを比べると、やっぱり英語って圧倒的だなあ、と思う。

学校では一番上級の、ケンブリッジ英検Proficiency(CPE)のクラスにいます。
最初の3ヶ月、Advanceのクラスで語彙やら文法の強化をして、新年からここ。
試験対策だけが目的のクラスではないので、適度に他のこともしてたり。
そんな授業の模様もおいおい紹介していきましょうかねん。
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by masala_days | 2005-01-19 01:24 | 英会話あれこれ


20代の暗黒時代をインドとイギリスその他あちこち季節移動し続け、30代、やっと日本国で社会復帰。8か月の産育休を経て、現在、働くかあちゃん。オットの不在中に衝動買いしたマンションの借金返済に勤しむ


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