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異常気象だ!

本日、鬼のように暑い。5月のイギリスとは思えない。
なんと30度超えたようですよ。

5月のインド(40度を軽く超える灼熱の地だ)にかつていたことのある私が、30度で「暑い」と抜かすのは非常に不本意なのだが、だいたい、イギリスに来てからというものの、「うう。寒い寒い」とばかり言ってきた身にしてみると、30度はもはや驚異的な暑さなのです。

それは新参者の私なんぞより、過去何千年の歴史を暗い陰気な天気とともに過ごしてきたイギリス人のほうがもっと切実で、なんつーか彼らは、ちょっとでも暑くなると喜び勇んで太陽の下に出て行く遺伝子を持っているのだな。今日のイギリス人は本気で小躍りしている。みんなニコニコ、「暑いわねえ」と口では文句を言いながら、半裸で街を練り歩くったらもう、でも誰も責めない。それくらい貴重な「暑さ」だから。

以前タイにいたとき、日本にいる友人が電話をかけてきて、「寒いよもう。雪降ってるよ」とぼやいていた。その時タイは蒸し暑さ絶好調。私はエアコンなしの宿で毎晩眠れなくて困っていた。その時の友人の「寒いよ」という言葉は、ほとんど何かとても許しがたい自慢のように思えたものだ。まこと人間というものはないものねだりをする生き物である。今ここで束の間の30度を貪るように「暑い」と言って過ごすイギリス人を、私は心から愛す。マジ。

学校でも先生方、みなさん笑顔です。昼休み、外のパティオは人で鈴なり。みんな、嬉しそうに「暑いよー」と言っている。いっぽう、アジア系の生徒はシミ・そばかすの驚異にさらされて日陰にいるのが印象的です。もちろん私も日陰派だ。シミ、こわいもの。
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by masala_days | 2005-05-27 22:56 | イギリス話

試験だ試験だ!

c0036998_2254433.jpg[Dead End. Don't look back, red behind, amber forward / Tokyo 2000]

CPEの最初のリスニング・テストまで、いよいよあと10日あまり。そのご、スピーキング、ライティング、と3週間にわたってじわりじわりと試験が続く(実質3日間なんだけど間があく)。

1日で終わらせてくれぃ、と思うものの、やっぱ体力勝負なので分けてくれて正解だ。

追記;BBCの朝のニュースで、インド人俳優スニール・ダットの訃報を知る。すごく有名ということは知っていたけど、昔の人なので全然ライブで知らない。イギリスのニュースに出るほどの人物だったのね。なんか、「インド政府に資産を国外に持ち出せないようにブロックされてそれを取り戻すのに時間がかかった」とかなんとか言ってたような。
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by masala_days | 2005-05-26 22:08 | 英会話あれこれ

Sumac に夢中

The Guardian誌の週末版、いろいろ読み物付録が充実していてお気に入りだ。

先週号では有名イタリア料理店のレシピをどかーんと載せていた。
そんなわけで今週はずっとチーズとバルサミコ酢とオリーブオイル多用の
日々が続いている。パスタも好きなんだけど、太りそうであんまりつくらない。

さてイタリア料理もさることながら、同じ冊子で連載している「エスニック食材図鑑」
みたいなページで紹介されていたのが「Smac」。なんとかベリーというフルーツを
乾燥させて粉末状にしたスパイスの一種で、カバブなどの肉料理や、サラダの風味づけ
などに使われるそうです。中近東で一般的とか。

というわけで、さっそく購入。近所のイラン系コーナーショップ(雑貨屋兼食材屋?)
にあるに違いない、と踏んで意気揚々と入ったらやっぱりあった。
ロンドンって人種入り乱れてるから、こういう時すぐに珍しい食材が手に入るのが嬉しい。

味見。酸っぱ甘い。さすがはベリー系。こういうフルーツものをスパイスとして使うって、
これまでぜんぜん思い浮かばなかったなあ。インド料理とかと中東料理、共通して使う
スパイスはあるだろうけど、このSmacは聞いたことがない。知らないだけかもしれない。
インド料理であえて似たものを探すとすれば、タマリンドか。

私は一発でそのさわやかな酸味にやられてしまって、なんだか毎日Smacづくしです。
ひき肉を炒めて最後にパラリ、ヨーグルトにパラリ、オリーブオイルとSmacでサラダ、
などなど、当分はまっていそうな気配。
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by masala_days | 2005-05-18 22:50 | 旅なんちゃって

最近のトホホ

「お姉さん役」を演じなければならないことが増えてきたこと。

「エラそうなオバハンにだけはならないように気をつけよう」
と、つねづね思っているのだが、相手があんまり甘ったれた口調だと、
ついついこちらも言葉がきつくなる。

「これって自分に言い聞かせてる面もあるよなー」と私は思っているのだけど、
相手からしてみたらただただ威圧的なだけかもしれない。
しかも英語だと私はなぜかドスのきいた声になるので、ますます怖い。

そうそう、クラスでは一番ダメちんでどもってばかりの私も、自分より言葉が
おぼつかない人に対してはスラスラ自信たっぷりにものを言えるのである。
日本語のときは喉から声が出ているのに対して、英語のときはハラから
声が出る(それでも疲れていたりすると日本語のへなへなした発声で
英語を話すので、なんか中途半端な感じになる)。

昨日の困ったちゃんは実に粘り強く、いかに自分が傷心かを訴え、
「もう私は彼に直接会いたくもないので、現在の恋人であるあなたが(だから違うってば)、
彼の家においてきた私の荷物をとってきてくれ」とか言っていた。

もちろん断りました(怒)。自分で行け、自分で。

あくまでも笑顔で優しげにきついことを言い募った挙句、
相手が言い返せなくなって、「勝ったわよ!」「言い負かしたわよ!」と
心の中でネガティブに喜ぶ瞬間が嫌だ。
すごい悪意に満ちたお局様みたいな気分になる。

ああいかん、怒りは人を醜くするねホント……。

でも朝、「病院に行きたくないよー。痛いのヤだよー」とビービー泣き、
病院に行けば行ったで「みんな子供連れだよー。夫が付き添ってるよー。
あたしゃひとりだよー」と鬱々としていたというのに、このアホな彼女に
呆れたり怒ったりしているうちに、とりあえず元気だけは取り戻したのは事実である。

うん、ものは考えようだ。
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by masala_days | 2005-05-17 22:02 | イギリス話

週明けからいやんなっちゃう

ああもう本当に困った人がいたもんだ。

週明けの本日、持病がぶりかえした気配があり、体調悪くて
病院から職場に直行した。

すると思いつめた目をした女の子が私を待ち構えており、
話があるといい、有無を言わせず外に来てくれと。

おいおいおいおいぃぃぃ。月曜日は忙しいんだよ。
と思いながらも、彼女にはじゃっかん、同情すべき点もあったので、
つきあった。

彼女は私が最近親しくしている某氏とすこしの間付き合っていたことがある。
すでに関係消滅して数ヶ月経つのであるが。
が、最近は私の影がちらついているので、真相をつきとめるべく、
直談判に打って出てきたというわけだ。

そんな彼女も別に子供という年齢じゃなし、バカじゃないかと思うんだけど、
かなり思いつめているようなので下手に刺激してもいけないなあ、と
つとめて大人な対応をしてみた。

とはいっても私も別に某氏と付き合っているわけではない。
ま、好ましく思っているのは事実で、しょっちゅう会っているのも事実だが、
お互い気楽な独り者の身分を捨てる気になるほど惚れ合ってるわけでもなく、
単に似た者同士の仲良しだというだけである。

某氏はもう彼女のストーカーぶりにうんざりしており、しかし彼も大人なので
それなりに誠意ある対応をしていたのだが(きっとそれが変に彼女に期待を
持たせてしまったのであろうが、はっきり言うべきことは言ってはいたぞ奴は)、
ついに先日ぶちきれて「もういい加減にしてくれ」と言ったそうだ。
で、にっちもさっちもいかなくなった彼女は、今度は国の父親に現状を訴えたらしい。

「私のお父さんなら彼をクビにする力がある」
ですってよ。あほらしい。

某氏も同様のことを言われたらしく、小心者の彼はバカにビビっている。
でも彼の仕事ぶりや実力は誰もが認めるもので、そんなアホな女の泣き言で
クビになるほどいい加減なものではない。ま、日本だったらわかんないけど、
イギリスみたいな国でさー、そんなことで辞めさせられてたら国が成り立たん。
未成年でもあるまいし。結婚の約束をしていたわけでもなし。

同じく、私も自分の仕事はきっちり以上にしているし、
何も咎め立てされるようなことはない。

「そんなことをしても自分があとで辛くなるだけだよ」
と言ってはみたが、このアホ女は聞いちゃいない。

もう呆れちゃってヘソが茶を沸かす勢いである。
ハラが痛くて、再手術になったらどうしようとか人が心細い気分でいるときに、
そんな、もう話してもどうにもならんことをクドクド訴えることもないんじゃないかと思う。

ああ、嫌な気分だ。
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by masala_days | 2005-05-17 00:25 | イギリス話

イギリス人の事務処理能力

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[Zanzibar Tanzania, 2002]

月日の経つのは早いもので、すでに5年も前のことになるが、あまりに短かった会社員時代、わたしはつくづく、自分はなんて事務処理能力に欠けたダメ社員なんだろう、と思っていた。

お客様に送る書類一式、規定の同じものを20通用意する、なんて単純作業に数時間かかるうえ、間違いなくすべて揃えられたことは数えるほどしかない。

たいてい、あの書類が一枚だけ足りないとか、住所を印刷してないとかいう封筒が2つ3つあった。ほんと、自分の無能さを呪ったもんである。

現在、図書館の仕事では、来訪者の応対とともに、蔵書(たって大したことないが)の整理、教材のコピー、印刷物の作成などを行っている。

で、つくづく思う。イギリス人、この無能なわたしよりさらに無能である。
でもって全然それを恥じることがない。驚異の心臓だ。

たとえば新規の生徒さんに渡す書類一式をつくるとする。
学校案内、周辺のマップ数種類、地下鉄案内図などをひとつの
クリアファイルに入れる、というそれだけのことだ。
いくらダメダメなわたしでも、ひとりで15分もあればできる。
それをイギリス人スタッフがやると、3人がかりで1時間ですよ。
なぜそうなるのか? それは絶え間なくおしゃべりをしながら作業するからであり、
おまけに途中で別の仕事を闖入させて作業を中断するからであり、
もうなんというか、「おいおいおいおいおいおい」という感じだ。

そういうことを見逃すから、本当に能力ある人、たとえばシティかなんかを
バーバリーのコート着て闊歩しているような人々(すごい偏ったエリート像だ)と、
そうでない単純労働・肉体労働の人々とのあいだに、あまりに極端な知的・
金銭的・社会的格差が生まれてしまうのだ! となぜか鼻息荒くわたしは思うわけです。

アメリカを褒めるのはなんかシャクだけど、やっぱアメリカのいいところは、
「がんばってやろうぜ! がんばればがんばっただけ成果があるんだぜ!」
という向上心が素直に認められるって点に尽きる。イギリスにはこの「向上心」が
なさすぎる(あるいはカッコ悪いと思う)人間が多すぎる! 「やったってどうせムダ」
モードの人々に何を期待すればよいというのでしょう!

去年私の担任だったレイチェルは図書館仕事の責任者でもある。
彼女はイギリス人にしては勤勉で向上心もあって、てきぱきした
「デキる」人なのだが、昨日、一緒にケンブリッジ検定の教材のコピーを
作成していて、やっぱり「おいおいおいおいおい」と思ったことがあった。

ラベルとかね、まっすぐに貼らないし、そもそもきっちり長方形にカットすべき、
わたしなら定規できっちり線をひいてカッターナイフで慎重にいくところを、
いきなり鋏をいれてジョキジョキ適当に切っていくのよ。これがまたアナタ……。
できあがったファイル、歪んでるし、セロテープの端がピロンッてな感じではみ出てるし、
なんかもうヘナチョコ極まりないというのに、レイチェルひとこと、
「Brilliant!(すばらしいわ)」って、ああそんなマバユイ笑顔をわたしに向けてくれるな。

密かにため息をつくわたしを尻目に、彼女、ふわふわカールした金髪を
なびかせて颯爽と去っていきましたとさ。
でも、なんか愛嬌あるというか、憎めないんだよなー。

「勤労は美徳」の国に生まれ育ってよかったのか悪かったのか、
いまいち分からない今日この頃。
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by masala_days | 2005-05-13 22:38 | イギリス話

人生は笑ってばかりじゃないのよ*第1週

「男は強い女が好き。でもそれも35歳まで。それ以降はただの可愛げのない女とみなされる」
「じゃあ彼女は、あなたが人生でつきあったことがある唯一のインド人女性だっていうの?」

インド系イギリス人作家Meera Syal原作・脚本の "Life Isn't All Ha Ha Hee Hee" が
ついに昨日、BBCのドラマでスタート。近頃インド系英語作家の作品に注目しているわたくし、
どうしても見逃せない番組だった。

だいたいにおいて当日中には絶対に終わらないうちの先生の山のような課題を
鬼のような気合いで終わらせ、きっちりテレビっ子となった。
(が、手元には3週間ほど前に買ってずっと裾上げしてなかったパンツを用意。
こんなテレビ鑑賞の機会でもないと一生履ける日が来ない……)

物語は3人のインド系イギリス女性を中心に進んでいく。

テレビ番組制作会社でバリバリ働く才女Tanya、早くに結婚してふたりの子供を
もうけたものの心理カウンセラーの夫との微妙なズレに悩む中年妻Sunita、
伝統的なインド女性&貞節な妻を貫こうとするShaila。
それぞれ違うキャラと立場にいるものの、3人は仲のよい友人同士だった。
ShailaがTanyaの元恋人と伝統的インド式結婚式を挙げて家庭の主婦に
おさまるまでは……。

しょっぱなからググググッ~っとひきつけられるドラマでした。
イギリスにおけるインド系マイノリティの、イギリス化とインド人的アイデンティティの苦悩、
みたいな普遍テーマを押し付けがましくなく描いていて、ひじょうに面白い。

なんたって脚本がうまい! 原作を書いたMeera Syalは脚本も書いて、おまけに
Tanya役も演じてしまうものすごいマルチぶり。

冒頭の最初の台詞(いい加減な記憶によりますが)は、Laila Rouass演じるTanyaの
モノローグ。彼女は意識的に自分をイギリス化しようとしていて、バンバン言いたいこと
を言うし、色恋沙汰にも強気。まさに西洋的な、強くてセクシーで怖いものなしの美女で、
自分の元恋人を親友に紹介して結婚までさせてしまった……のだけど、キャリアと
アイデンティティと自分の弱さに気づき始める、ちょっと迷えるお年頃。

このLaila Rouass、以前も見たことがあると思っていたら、以前東京国際映画祭で
上演された"Split Wide Open"に敏腕テレビプロデューサー(だったかな)役で
出演していたのだった。この映画も好きな映画だったな、そういえば。

で、3人のなかで一番インドっぽい純粋で貞節な妻Shailaを演じているのが
Ayesha Dharker。この子も見たことあると思ったらインドのテロリストを描いた
映画「マッリの種」の主人公を演じていた女優さんで、おまけに前述の"Split Wide Open"
にも少女偏愛オヤジの秀才娘役で出ていた。しかもスターウォーズ最新作にも出てる
じゃないか。をを。「マッリの種」の時は田舎臭い感じで、でもアップ多用に耐える印象的な
目をしていた。今回のドラマでは痩せてググッと大人っぽくなって(ちょっとギョロ目&
大口気味ではある)、正統派インド訛りのイギリス英語を駆使していて、
これまた魅力的。

ドラマの中では彼女は自分の夫が親友と関係があったことを知らない。
で、Tanyaが制作する番組のインタビューで、Shailaの夫が妻を褒めたときに
Tanyaが言うのが二番目の台詞。Tanyaもれっきとしたインド系で、ふたりは
恋人同士だったにも関わらず、元恋人は「妻が初めてのインド女性」と言い切る。
つまり、Tanyaのことは「インド人ではない」と断言している、という微妙につらい
台詞なわけです。

単純な私は、こういうドラマを見るとすぐに自分とか身近な人と比べる癖がある。

小さい頃ブラジルで過ごしてその後居心地の悪いまま日本的学校教育を終えて、
その反動で海外ほっつき歩き生活に突入してきた私にとって、
この「自分は何人であるべきか」問題はけっこういつまでも付きまとう重要課題だったりする。
「日本的な日本人でありたいのだけど、それを通そうとすると今自分がいる社会では
受け入れられない。かといって日本に帰っても標準的日本人とはとてもいえない」って
やつ(笑)。その点、南アフリカからの移民であるうちの先生は、Tanyaと同じように
完全に自分をイギリス化することでそれなりの安定を得ている。先生の場合、
それは少々むりやりなやり方で、時々ちょっと痛々しいな、と思うこともあるんだけど。

まあそんなこんなで、このドラマ、ああ面白いなっと。
と勝手に盛り上がっているわたしです。
そのうちちょっと時間を見つけて原作を読もうっと。

今読んでいるのはRohinton Mistryの "A Perfect Balance"。70年代のボンベイを
舞台にパースィー(拝火教徒)の家庭事情? など複数の登場人物を描いた作品で、
とてもとても興味深いのだが、全部じゃないものの、込み入った描写になってくると
耳慣れない単語続出で、なかなかすらすらとは読み進めない。そのぶん味わい深いというか、
面白い。匂いまで嗅げそうな風景描写が秀逸だと思う。
が、うーん、現状ではお風呂の15分だけしか読む時間がないんだよなあ。
つらい。本くらい自由に読みたい(泣)。
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by masala_days | 2005-05-11 23:17 | Life Isn't All Ha Ha

わたしの弱点

ふたつ以上のことを一度にできない。
テレビみながら料理して友達と電話で話す、くらいのこともできない。
いはんや複数の仕事をや。
「仕事を断る」つうのは、なんだ、エラそうな感じで、いやなものです。
でも、できないものはできない。

ダメダメだなあー。
ちかごろ苛々しがちで、反省することしかりだけどやっぱり
苛々を止められん。困った。

と、そんなところへ、
バンクーバーより友人のスナフキン(↓のどこかで書いたカナダ人)から
誕生日おめでとうメールがはいる。アホな私は、それだけでもうウキウキである。
遅れてごめん、なんて言わなくていいのに~。
ちなみに奴の誕生日は私のからちょうど2ヶ月後の7月3日で、同じ1974年生まれ。
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by masala_days | 2005-05-10 22:15 | イギリス話

退屈しない人生

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[New Delhi, India 2001]
Children looking into a picture box

最近とみに思うのだが、どうも私は退屈というものを滅多にしないらしい。いつも何か「やらねば」という項目があって、頭がすううっとゼロになることがないのだ。南の島にいても、ロンドンの繁華街にいても、どちらも同じ。

無意識に自分に何か課しているような感じがして、心からくつろげない。それと同時に、心の底から「ああ退屈だなあ。つまんないなあ」と思うこともない。たとえば電車が急に3時間止まって本も新聞も音楽もなくても、私は退屈せずに何か考えていると思う。あ、紙とペンがあるといいですねえ。

だから私の周りにいる人たちが手持ち無沙汰にしているときに、こちらは頭が一杯手一杯でろくに応対できないと、なんか「悪いなあ」とすごく思う。あまつさえ、自分が忙しいふりをしているだけの能率の悪い人みたいに思えてくる。

神様、必要としている人間には3時間くらい余分に一日を延長してくれませんかね。
ここ数週間、授業、図書館ワーク、原稿書き、試験勉強、恋し君と逢引き、のトリプルだかなんだかタッグで、一日一日が、ゆっくりものを考える間もなく、ほっと一息つくまもなく、あっという間に過ぎていく。退屈できるものならしてみたい。

やりたいこととやらなければいけないことを全うするのは事実上不可能な今日この頃。人生には優先順位というものが必要だなあ、とつくづく痛感しつつ、リストを作成してみたりもするのですが、なんか予定通りいったためしがないよ。とほほ。

つまり言いたいことはだ、私、ぼけっとしているように見えても、脳みそは動いてるんですよ。うん。

イギリスは本日、選挙の投票日。
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by masala_days | 2005-05-05 21:49 | 旅なんちゃって

憲法記念日31歳になった。

年齢と中身が連動しないのがなんとも居心地悪し。

誕生日の贈り物。
あとに残らないものが欲しい。
思い出なんて時間が過ぎたらただのくそみたいなもの。
だから思い出にならないものが欲しい。
何もしないでいいよ。そっとしておいてよ。
などとうそぶいてみた31歳の誕生日。

ぜんぜん期待してないところにあったかいお祝いをしてもらった。
手描きの、ちょっと皮肉テイストの、でも心のこもったカードとともに。
うれしくてちょっと泣いてしまった。やだなあ、年増の乙女風涙って。
と、思いながら、一度泣き出すと止まらない困った体質なのだ。

わたしが大ファンであるところのその人のオリジナルの絵を、どれでも好きなものを
プレゼントにくれるという。宝箱のような、山のようなファイルの中から、
どうしても1枚だけを選ぶことができず、ずうずうしくも6枚! やっとのことで選ぶ。
さすがにオリジナル作品を何点もぶんどるのは気が引けるので、原本を借りて
カラーコピーして、きれいにフレームに入れて、組作品に仕立てるつもり。

「僕にとっては自分の作品はたまりにたまっていた排泄物(shit と言っていましたがぁ)の
ようなもので、やむにやまれず出てきてしまったものだ。だから、それを大事に
壁に飾る人の気が知れない」
なんて言っていた。ふふふ、あんたのくそ、嬉々として飾ってしまうよ私。

ちなみにカードには、膝を抱えて、いじけながら31まで順番に数を数えている
怪獣が描かれていました。
「これは私なのか?」と聞いても、ふぇふぇふぇ、と笑うだけで、教えてくれない。
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by masala_days | 2005-05-04 21:12 | 旅なんちゃって


20代の暗黒時代をインドとイギリスその他あちこち季節移動し続け、30代、やっと日本国で社会復帰。8か月の産育休を経て、現在、働くかあちゃん。オットの不在中に衝動買いしたマンションの借金返済に勤しむ


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