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放蕩息子のマチガイ

ちょっと前に、ジェイムスくんの詞のなかに出てきたProdigal sonという単語、
対訳で「放蕩息子」としてるんだけど、調べものをしていてふと、去年うちの
先生の授業でキリスト教関連の単語をやったときに、この単語が出てきたのを
思い出した(タイくんだりまで7冊ぶんの分厚い授業ノートを持ってきている
わたし。英語の文章を書こうとするとき、この血と汗の滲んだノートが何よりも
大切なのだ……荷物重いよなそりゃあ)。

それによると、英語の「prodigal son」は「さんざん好き勝手やり尽くした末に
悔い改めた放蕩息子」という、たぶん聖書あたりが出典の言葉らしい。

だから「放蕩息子はもう流行らない」なんつう訳を堂々とつけたけど、
「prodigal son is too late」のtoo lateは、「今さら改心しようったってもう
遅いんだぜ」っていう意味ですね、きっと。

言葉を学ぶのが本当に難しいと思うのはこんな時です。

その言葉が使われる文化的背景が分からなかったら、字面の意味にとらわれて
本来の意味を完全に取り違えることがある。

インド(ヒンディー語)で「ありがとう」というのでガイドブックなどに
よく書いてあるのが「ダンニャバード」という言葉だけど、
わたしゃーこれを聞いたのはエア・インディイアの機内放送くらいで、
本物のインド人から言われたことは一度もない。
「ありがとう」と言いたいときは英語の「サンキュー(タンキュー)」である。

カースト制度との絡みだと思うのだけど、たとえば、
切符売りが切符を売るのはあたりまえのことだから、
わざわざ「感謝」なんかしないのだ。
それをいちいちいちいち
「感謝してますぜ」「感謝してますぜ」と言わせる文化を持ち込んだのは西洋人、
おそらくイギリス人と思われる。

インドにいて、やたら「サンキュー」を連発する西洋人がものすごく奇異に見えた
ことがあった。

それと同時に、すぐ「ソーリー」という日本人も奇異だった。
「いやーわざわざすまんね」という意味合いで「ソーリー」というのだろうが、
別に悪いことしてないときに謝罪の「ソーリー」を言うのは変だ。

こういう時は「サンキュー」を連発してくれたほうが見ていて気が楽だった。

言葉って、勉強すればするほど分からなくなるもんですねーー。
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by masala_days | 2005-07-28 13:13 | 英会話あれこれ

とほほホアヒン

さてわたしは7年ぶりくらいにタイが誇る王室リゾート、ホアヒンに来ている。

そしてしょっぱなからお腹を壊し、丸二日寝込んでいた。
何が原因なのか、心当たりがありすぎて反省しようにも、あーた、もう。

「ああやばそう」というものほど自制心がきかないというか。
体力はないほうである。健康にもあまり自信がない。
だからやめときゃいいのに、ぜんぜん学習しない。
困った女だなーこりゃー、とわれながら呆れています。

まあいつものことだが、タイは不健康なカップルが全国に蔓延している国である。
いやタイ自体はいい国なのだ。が、あまりといえばあまりに、愛のない関係が目立つ
国である。あたしゃーまだ愛を信じたい年頃なんだよ。まったくよう。

で、そぞろ散歩の途中、どこか見覚えのあるゲストハウスに出くわした。
もしや、そこは7年前に、当時付き合っていた彼と泊まった思い出(笑)の宿ではないか?
入り口の感じとか、ちょっと変わってる気もするけど、海上に浮かぶ感じ、似てるぞ。

いやー、昔は安宿だったのに、グレードアップしてこじゃれたゲストハウスになっちゃって。
時代は移り変わっていくものですねえ。

などと思いながら、ふらふらと中に入る。
受付にお姉さんがいる。
「遅いじゃない。さっきからずっと待ってるわよ」(←というようなタイ語。こういう時は分かる)
ちょっといらいらした様子で、手元の宿帳のようなものをめくり、
おもむろに傍らの受話器を手に取る。

鳩が豆鉄砲をくらった、つうのはまさにこの時のわたしだ。
「え? 誰が待ってるの???」(←英語)

お姉さん、ハッとして「ハロー」と英語で言い直す。焦った末のつくり笑い。
「あのー、部屋が見たいんですが」
用もなく入ったわたしが悪いので、とりあえずそう申し出る。
しかたなく部屋を見せてもらう。

ええ。
わたし、どうも出張ガールと間違えられてしまったようで。
見た目日本人というには色黒過ぎるし、痩せて華奢でもないわたしは、
西洋人男性と一緒にいると必ずその手の女の子と間違えられる。
が、単身でも間違えられるとは、近年ますますヤバイ方向に行っているようだ。

先日は深夜のセブンイレブンで「なに人なの?」とレジのお兄ちゃんに聞かれ、
「日本人だよ」と言ったら、「なに言ってんだ、フィリピンのくせに」と鼻で笑われた。
そこで否定しても、「日本人になりたい願望のタイ人ORフィリピン人」としか受け取って
もらえないので、あえてなにも言わない(実際、そういう願望を抱いて切ない嘘をつく
タイ人も多いらしい。「日本人」ってすごいブランドなのだ)。

毎回毎回、よくあることなんだけど、タイ男子、なんで「フィリピン」というときに、
あんなヤな感じのニタニタ笑いをするんだろうね。
こういうことを言うのは、決まって貧乏そうな、田舎から出てきて薄給で
こき使われてるようなお兄ちゃんである。だから本気で怒る気にはなれないけど、
それにしてもあの薄ら笑いは世界で3番目くらいにヤな感じだ。
フィリピン女性が唯一、自分たちが蔑める相手だからか? 
あと「インドネシア人」というのもある。どちらもタイでは出稼ぎで有名な国名である。

こういう輩は無視するに限る。馬鹿馬鹿しくも腹が立つ。

で、ひょんなことでわたしが本当に日本人だと分かると、とたんに態度がかわるんだよね。
タイは好きですが、こういうところ、大嫌いだもんねイーだ。

昔の彼との思い出もそこそこに、気を取り直して散歩再開。
すると、今度こそ本当にバッチリ見覚えのある宿が。

……こっちが本当の思い出の宿でした。
えええええ、当時のまま、ボロっちい入り口に犬が数匹ごろーんと寝そべっていて、
すてきに寂れた感じでしたよ。
なんであんなキレイキレイで薄っぺらい売春宿化した宿と、こことを間違えたんだか。

思い出っていい加減ですね。スピッツのマサムネくんも歌ってるよ。
♪不自然なくらいに幼稚で切ない 嘘半分のメモリーズ♪

ってさ。

日本語フリーペーパーDACO最新号で、おりしもホアヒン特集をやっている。
とりあえずそこで紹介されていたカフェの生ハムをしこたま買い込んで、気を取り直した。
って、おなか壊してるんだってばぁぁぁぁ(食べましたがね……う、うますぎ!!!)。
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by masala_days | 2005-07-27 21:25 | 旅なんちゃって

レバーフライとビジネスクラス

3連休はキャンプに行っていました。
渡辺玲さんのレシピで、スパイスの効いたレバー炒めをつくりました。
ばかうま。
とはこのことを言うのでしょう。あっと驚くシンプルなレシピなのに、うますぎです。

血みどろのレバーを下ごしらえするのはけっこう気持ち悪いもので、
ほとんど泣きそうになりながら作業をした。でも、結果よければすべてよし。
あのスプラッタからあの美味がうまれるとはねー。しかも超簡単。

数年間、準ベジタリアン(エセ)だったわたしには、肉肉したものを料理するのがけっこう
勇気のいる仕事なのですが、自分が食べるものを自分で処理するのは道理にかなうと
つくづく思う。

さて昨日からバンコクにいます。
今回は、去年バンコクで買った東京往復の帰路を使っての渡バンコクです。
おまけに去年はピークシーズンで安いチケットが買えず、某航空会社のビジネスクラスを
買ったのでした。

ビジネスクラスって、エラソーな人が乗るものだと思うのだけど、インドの隣国のフラッグキャリア
であるこの航空会社は、わたしのように「最安値の航空券を買いそびれたけど他の航空会社の
エコノミーより安いから」という理由で乗っている貧乏旅行者や、「現地妻と子供を連れて
帰国するので、ちょっと贅沢したいけどうんと贅沢できない」日本人パパや、
「本国では支配階級で金持ちなので、洗練とは程遠いながらも一般ピーポーと同じ
エコノミーなんかに乗れない」本国のお偉いさんやら、ビミョーに荒んだ雰囲気の漂う
ビジネスクラスです。

シートも若干広いかな、程度で、サービスもまあ、あちら方式の「とりあえず食わせとけ」ってな
感じのおざなりさで、どこがどうビジネスクラスなのかいまいち判断に困るのですが、まあ、
安いので文句は言えません。でも、また乗れといわれても、
たぶん他の航空会社エコノミーを選ぶことでしょう。

今回は、航空会社のマネージャーらしき人物が離陸前にわざわざ乗り込んできて、
「こちらのお嬢さんは在日○×国大使館の大使のお嬢さんなんですよ!」と、
でっぷり太った、あんまりかわいくない娘を紹介していた。
一同、「So what?」、だからなんなのさ状態なのだけど、マネージャーの無意味に押し出しの
強い気迫に押されて、「あ、どうも」とか挨拶してた隣の日本人男性。深く同情いたします。

誰の娘だか知らないが、そんなことどうでもいいがな。
そういう「偉い人」が幅を利かせる世界なんだよね。インドとかタイもそうだし。

と、わたしは小心者で見栄っ張りなので、「どんなしょぼいビジネスクラスでも、あまりビンボくさい
格好をするのは礼を欠く」と思い、いつものバンコク行きならノーメイクにヒッピーまがいの楽な
出で立ちだというのに、今回、朝からばっちり化粧をし、アイロンのかかったシャツを着て、
背筋伸ばしてシートに腰掛け、お上品に食事をし、間違っても足をぐわあああっっと
前のシートに投げ出したりはせず、なんだか本当に無意味に疲れました。

そういえば食事もすごく変だった。
スモークサーモンと昆布巻き等々のジャパニーズ前菜に、
ベジタブルコルマとラムカレーのメインディッシュ。デザートはごろんと丸ごとのバナナやリンゴ。
しかも事前にメニューを配って、三種類の選択があることを知らせているにもかかわらず、
出されたときに選択の余地はなく、問答無用でラムカレー。
そんなことならメニュー配るなよ(ラムはおいしかったけど)。

軽食はなぜかジャパニーズ素麺に、南アジア的な油っこいパイ、クリームチキン入り。
よくわからん組み合わせ。

不毛だ。
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by masala_days | 2005-07-23 16:56 | 旅なんちゃって

うれし恥ずかし美容院

どうも髪に関してわたしはアバウトで、半年に一度くらい、
ふと気がつくとバッサバサに伸びている。
ロングヘアといえば聞こえはいいが、ただ単に放っておいただけなので、
どう贔屓目に見ても、手入れの行き届いてない感じは否めない。

巷にはおっしゃれーなロングヘアの女性があまたいらっしゃるが、
間違ってもそのような「一見、無造作に見えるけど実は手がかかっている」
おしゃれ系のロングヘアではないということだ。

「きたないおばさんになるのだけは阻止しよう」
これがわたしの30代の目標だ。エステティックや高価な化粧品にかける
潤沢な資金はないものの(だいたい他でいろいろ金がかかるのだ)、
できる範囲で身ぎれいにしていたい。

そんなわけで、ロンドンでうっかり伸びっぱなしになっていた髪を切りに、
5年くらいずっと通っている美容院(「ヘアサロン」とかは絶対に言うまい)に行った。
忘れた頃に行くので、「行きつけ」といっていいのか分からない。
お店の人も心得たもので「きっとまたどこかに行っていて、一時帰国でもしてるんでしょう」
と、みごとな推理でわたしの来店理由を当ててくれた。

お店に足を踏み入れる30秒前までは、適度に今風で無難なロングヘアにしてもらうつもりだった。
それがどうしたことか、「今日はどうしますか」と聞かれた途端、ものすごくうっかり、
「バッサリいっちゃってください」と口走っていた。

なんだか暑くて、とつぜん、肩にかかる髪がうっとおしくなったのである。
「長いですねえ。ここまで伸びている人はそうはいませんよ」
若いが腕は確かな美容師さんはそう言い、ものすごーく思い切りよく、
「バサッ」と最初のひと切り(推定30センチ)をやってくれた。
その鋏の感触に泡がそぞろ立つような恐怖を感じ、「やっぱりやめます。
元に戻して」とお願いしたが、「できません」ときっぱり冷静に断られてしまった。

かくしてわたしは短髪になった。
数年前におかっぱにしたことはあったが、ここまで短いのは10年ぶりくらいである。

今まで背中に長く垂れていた髪がないというのは心もとないものだ。
文金高島田が結えなくなってしまったとか、前日に衝動買いした髪留めは
どうするんだとか、いろいろな懸案事項が脳裏に浮かぶ。時すでに遅し。

でも、短い髪というのは、予想外に気持ちがいいことにも気づいた。
おまけにわたしは身長150センチ足らずのちびっこで、大顔&胴長短足の三頭身、
とくれば、あんまり長髪にしないほうがきっとバランスがいいはずである。

しかし日本の美容師さんはうまい。
ロンドンの美容院で何度か切ってもらったときは「段」「段」「段」ときっちり
5段階切り替えくらいの頭になったり、あからさまに左右の長さが違ったり、
なんというか「ママががんばって娘の髪を切ってみた」的レベルの仕上がりに
どこか腑に落ちなかったものだ。

わたしはけっこうチャレンジャーなので、インドやタイやマレーシアやインドネシア、
わりといろいろな地域で断髪してきたのだが、イギリスのその辺の普通の美容院も、
かなり大雑把というか、適当にお客の髪を切っている気がする。

それが日本の美容師さんに切ってもらうと、
わたしの頭の格好の悪さをきっちりカバーし、なおかつ手入れもしやすく、
伸びてきてもそれなりにサマになる、激しくお得な仕上がりになる。
カット料金は6千円弱と安くはないが、こうなるなら払っても惜しくはない。
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by masala_days | 2005-07-19 00:53

勝手に宣伝部長:James Blunt はかっこいいのよ

c0036998_16223977.jpgBack to Bedlam
強い男のセンチメンタリズムをとことん恥ずかしげもなく追求しちゃったJames Bluntのデビューアルバム。軍隊出身のギター弾き。甘い顔立ちと鍛え上げた身体がすばらしい。詞がねえ、もうベッタベタにクサくて照れちゃうんだけどねえ、わたしゃー顔が好みの男に甘いので、許す。
この、他の誰がやっても許されないであろう、正統派男のセンチメンタリズムとその一方で沸々と流れる冷静な観察眼、わが往年の心の恋人スピッツの草野マサムネくんによく似ている。

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男の青臭いセンチメンタリズム全開。
骨太でいて繊細なJames Bluntを聞け!

……すいません。そういう気分なんですよ。
ということで、勝手に和訳。聞き取れないところとか、
ちょっと訳者の想像も入ってますので、突っ込まないでねん♪

って、訳してて気づいた、センチメンタルというよりは、
くわばらくわばら、と哀愁漂う歌だった……。
その顔で演歌かいなジェイムス……。

ある意味、今のわたしにぴったりの曲。ががががーーん。

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Billy
by James Blunt

Billy is leaving today, don't know where he's going
Holds his head in disgrace he can't escape the truth
He knows the price that he's paid he admits that
it's too late he admits that he's afraid

ビリーは今日、旅立っていく どこへ行くかは知らない
カッコ悪い面さげて 現実からは逃げられない
お遊びのツケは高かったのを 奴は知ってる
気づくのがちょっと遅かったかもしれないと 知ってもいる

Tomorrow comes sorrow becomes his soulmate
The damage is done the prodigal son is too late
Old doors are closed but he's always open
To relive time in his mind
Oh Billy

明日が来て、孤独が奴の伴侶となる
傷はもうついちまった 放蕩息子はもう流行らない
古いドアは閉まっているのに、奴は今でも物欲しげ
ずっと昔の思い出に 未練がましく浸ってる
ああ、ビリーってば

Billy is leaving today, don't know where he's going
He's got lines on his face they tell the story of his pain
He accepts it's his fate, he admits it
Took too long to admit that he was wrong

ビリーは今日、旅立っていく どこへ行くかは知らない
顔にはシワがいっぱい そこには奴の痛みがにじんでる
それは運命だと受け止めてはいるけれど
間違っていたのは自分だと 認めるには時間がかかった

Tomorrow comes sorrow becomes his soulmate
The damage is done the prodigal son is too late
Old doors are closed but he's always open
To relive time in his mind
Oh Billy

明日が来て、孤独が奴の伴侶となる
傷はもうついちまった 放蕩息子はもう流行らない
古いドアは閉まっているのに、奴は今でも物欲しげ
ずっと昔の思い出に 未練がましく浸ってる
ああ、ビリーってば

Once he was a lover sleeping with another
Now he's just known as a cheat
And he wish he'd had a mirror, looked a little clearer
Seen into the eyes of the weak

ぶいぶい言わした頃もあった
でも今は ただの嘘つきに成り下がった
鏡があればいいのに、と奴は思う
もうちょっとよく磨かれたやつが
負け犬の瞳を、もっとはっきり、映しだすような

Tomorrow comes sorrow becomes his soulmate
The damage is done the prodigal son is too late
Old doors are closed but he's always open
To relive time in his mind
Oh Billy

明日が来て、孤独が奴の伴侶となる
傷はもうついちまった 放蕩息子はもう流行らない
古いドアは閉まっているのに、奴は今でも物欲しげ
ずっと昔の思い出に 未練がましく浸ってる
ああ、ビリーってばよぅ


ジェイムスくん情報↓
http://www.hyperlaunch.com/jamesblunt/
http://www.jamesblunt.com/
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by masala_days | 2005-07-15 14:23 | 勝手に宣伝部長

70数人のイギリス人と何百人のインド人

わたしがいまいち報道の過熱ぶりに疑問を持つのは、
きっと、人が大量に、あまりに簡単に死ぬ状況を他にもいくつも
知ってるからだと思う。

テロと、事故・自然災害を比べちゃいけないのは分かってるけど。

でも、インドの列車事故で何百人という人が死んでも、
小さな囲み記事くらいにしかならないじゃん。
つくづく、人の命って同じじゃないよな、先進国以外の国での命の重さって
嘘みたいに軽いよな、と思う。

世の中には、泣いてサヨナラといえる死と、涙も出ないうちにサヨナラと
言わされる言わなきゃいけない死があると思うんだけど、なんの因果か、
ここ数年、後者のほうばっかりを目にしてきた。

ありがちなトラウマでもうしわけないんですけど、残された人のそばにいて、
悲しむ人に何もできない無力な自分というのが
もうめちゃくちゃ嫌なんですよ。泣けないって不便です。
ディズニーアニメ見てビービー泣くくせにね。

すいません。めちゃ感傷的だなあ、わたし。
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by masala_days | 2005-07-14 20:59 | 旅なんちゃって

人の命は等しくない

一週間前、テロの日の朝、わたしは余裕ぶちこいて寝てました。
救急車なのかパトカーなのか、サイレンの音が外でずっと続いていて、
変だなあ変だなあと思いながらも、体調悪かったせいもあり、うだうだと二度寝。

10時半ごろやっと起き出して、うちの先生に頼まれていた所用の確認のために
テキストメッセージ(ショートメッセージというのか? 簡易携帯メールみたいなの)を
送ろうと携帯電話を見ると、UK版、日本版ともに、電波が来てない。
地上の電話で学校に連絡しようとすると、こちらも「ただいま回線が大変混み合っており」
とか言っている。

即、寝ぼけた頭にも「なんかあったぞ、これは」というヤな感じがよぎり、
テレビをつけると、トニー・ブレアが「われわれはこのような野蛮な行為に」云々、言っている。
5分ほど見ているうちに、市内何箇所かで爆発テロがあったことを知る。

隣のポーランド人(推定)のおばちゃんが帰宅した気配があったので、
ガバっとドアを開けて「どうなってるの?」と聞くと、彼女はしごく落ち着いた模様で、
「あらあたし、仕事に行こうと思ったら地下鉄止まっちゃって、トンネルの中を1時間も
歩いてやっと帰ってきたのよ。どうせ遅刻だからついでに買い物してきたわ」
などと言って、セインズベリー(スーパーです)のビニール袋を両手一杯に下げている。
緊張感ゼロ。

エリア的にまったく外れているので99.9%大丈夫とは思いながら、朝、普通に
出て行ったうちの先生のことが心配になり、どしゃぶりの雨の中、学校に様子を見に行く。
当然、バスは走っておらず、地下鉄の駅も閉まっている。道を歩いている人の数が
普段の3倍くらいいた。

学校に着くと校内は人でいっぱい。夏休みシーズン到来で、この週から台湾やらイタリアやら
スペインからお子様集団が大挙して訪れていて、ただでさえ人が多いというのに、皆、
親元から安全確認の連絡がじゃんじゃん入るので、ひとまず学校で待機しているのだった。

そのうちに、うちの先生の聞きなれた大声が聞こえ、ほっと胸を撫でおろす。
思うに、先生の無事を知りたかったというより、どことも連絡がとれない、
なにやら非常事態の時にひとりで家にいて心細い自分をなんとかなだめるために、
先生の顔を見たかったのだな。精神安定剤というやつだ。
なんせあの絶え間ないサイレンというやつが、ものすごく心臓に悪い。
うちも学校も全然現場からは離れているのだが、ロンドンの東西を結ぶ幹線道路があるから、
イーストエンドのほうで足りない救急車なんかを西側から送り込んでいたんだと思う。

そんなてんやわんやの騒ぎの中で先生に会ってもしょうがないので、ひとまず他の
知人友人の顔を見てから帰宅。
当初の予定通り、帰国のための荷造りやら引越し荷物のパッキングやら。

けっきょく翌日はわたしの住んでいるカムデン地区の公立学校はみんな臨時に
休みになったそうだ。
が、うちの学校は授業を強硬した。賛否両論だろうけど、私はそれでよかったと思う。

誰も公に言わないのが不思議なんだけど、今回のテロ、冷静に考えると、
私はロンドンはものすごくラッキーだったと思うんだよね。
今までのニューヨークやらマドリッドと比べると、被害、規模ともに、ものすごく小さい。

なのに、ロンドン市長やらがテレビに出てきて9/11のニューヨークのテロとの
比較なんかをしたり、「われわれは二度の世界大戦を乗り越え、あのドイツすら
撃退したのだ、テロになど負けない」などと鼻息荒く言っているのが、
わたしにはなんだかものすごく違和感があるのだ。

これからまだなんかあるんじゃないか、という気がするのもあるし、
5000人の犠牲者が出たニューヨークと比べて悲壮ぶるなよ、わたしらメチャ、
ラッキーだったじゃん、と言いたい気がするのと両方。

もちろん、テロ自体には怒りを覚えるし、犠牲になった人にはなんとお悔やみを言って
よいのか分からないけど、それにしても、メディアや政治家たちの過熱ぶりが
わたしにはなんともいえない「違和感」なのだ。

一方で、わたしが知る限りの一般のイギリス人たちはごくごく冷静で、
普段通りの生活を続けているし、あまり興奮した様子もない。
アメリカのときのように、愛国心やテロリストへの怒りをむき出しにしたりしてる人は
あんまりいない。すーーーーーっごい冷静である。まるで他人事のようである。

たしかにイギリス人はもっと怒るべきなのかもしれない。
一丸となって立ち上がるべきなのかもしれない。
でもやっぱりわたしは、アメリカ(っていうかブッシュ)のように安易に
「テロリスト=イスラム=敵」としようとしないイギリス人の性質を評価したい。

そんなこんなで、テレビや新聞での過密な報道ぶりと、巷のイギリス人の普通ぶりの
体温の差に、なにかしらの戸惑いを覚えるのです。

ちなみに、わたしは普段から地下鉄が大嫌いで、よほどのことがない限り乗らない。
あの地下に潜る得たいの知れなさがどうにも苦手なのだ。ちょっと閉所恐怖症気味でもあるし。
ベイカーストリートに行くのにチューブだと5分なのに、わざわざ30分以上もかけて
渋滞のなか、バスで行くくらい。学校を選んだときも「地下鉄に乗らずに済む」ことを
条件に探したくらいだ。

ついでに言うと人混みも嫌いなので、滅多に行きません。
ネルソン・マンデラの演説のときも、トラファルガー勝利の式典のときも、
なんぞ起こりそうな場所には絶対にいかん。
ましてや今回はパリに勝ってオリンピック主催地になった直後のことですもん、
わたしゃー石橋叩いて渡りますって。

ちなみにオリンピックに関して喜んでいる人はわたしの周りにはひとりもいない。
どっちかっていうと「ぐぁあぁああ! つまんない見栄張りやがって~」と叫んでいる人の
ほうが多い。
これで税金は確実にあがるし、不動産も高くなるし、あんまりいいことないです、ほんと。
うちの先生は家を買おうと思っていたエリアがちょうどオリンピック予定地なので、
マジで怒ってましたって。
ま、パリがライバルじゃなかったらここまで盛り上がらなかったんだろうなあ。
イギリス人って、ほんとうにフランスが嫌いなんだよね(笑)。あとドイツも。

ということで、メールくださった皆さん、どうもありがとうございました。
わたしはまあ、こういう時はたいてい大丈夫です。パリでスリにやられるくらいです。

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と、どたばたしつつも、帰国しました。
成田空港でポンドを両替して、出てきた千円札が、どうも見慣れない。
「これ、本物ですか」と思わず聞いてしまった私。ええええ、新札だって知りませんでしたよ。
恥ずかしい……。でもなんかオモチャっぽいデザインだなあ。

でもやっぱり日本はいいですね。おいしいものがたくさんある。
さっそくミョウガのお味噌汁なんぞをすすって幸せを実感しています。

ロンドンは耳に入る言葉が英語ばっかりってことはないし、場所によっては英語なんぞ
ぜんぜん聞こえてこないこともあるから、山の手線なんか乗ってて、みんなが日本語を
話しているのがものすごい新鮮だ。
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by masala_days | 2005-07-14 20:44 | 旅なんちゃって

Buji desu

toruaezu watashi wa ie ni ita node buji.
soto wa kyu=kyu sha to police car ga zutto ikiki shiteite
totemo ochitsukanai desu.
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by masala_days | 2005-07-07 22:06 | イギリス話

大英帝国の偉大な敗者

c0036998_017471.jpg
[Musse du Louvre, Paris 2005
そんな悩ましげなポーズをキメられても、困る……。芸術か、ポルノか。ルーブル、好きな美術館のうちのひとつ]

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さてテレビっこ爆心中のひめぽんです。

Big Brother、憎まれぶりっ子サスキアちゃんが先週抜け、
今週はいまいち面白みに欠けます。彼女は典型的な「女子に嫌われるキャラ」
で、近くにいたらヤだけど、番組的にはぜひ残ってほしかったのに。

秘密メンバーから正式メンバーに格上げされたベルファストのモデル、
オーラちゃんが自慢の人口胸(ちなみに豊胸はdo a boob jobと言う)を
ことあるごとに露出するので、サスキアなき後、男子からの絶大な支持を
得ているようです。彼女もいつも自分の装いにばかりかまけていて、
同性から嫌われるタイプなんだけど、サスキアよりやり手というか、
アコギな手を使いそうで、ひそかに期待しています。

毎週日曜日の Mock The Week(「週刊お笑いニュース」ってな感じ)という
番組も欠かさず見てる。日本で言うなら「笑点」みたいなノリで、何人かの
コメディアンがその週の主なニュースをmock(あざ笑う)という、なかなか
シニカルな番組です。

出演コメディアンがみんなすごい! 言語能力が高いというか、与えられた
お題に瞬時に反応していて、しかも見事にツボにはいるんだ、これが。笑点は
台本があると聞いたことがあるけど、この番組は完全アドリブだそうですよ。

たとえば、

お題)ライブ8の開会式で司会者が絶対に言わない挨拶

答え)「みなさーん、舞台裏で立食パーティーの準備が整ってま~す。キャビア、
スシ、ステーキなどなど色々取り揃えて……」

とかね……。日本でこんなこと言ったら問題になるよな……。

(注)ライブ8:ボブなんちゃらというロック歌手(?)が、今日開催されているはずの
首脳サミットに「Make Poverty History(飢餓を過去のものにしよう)」と、
アフリカの貧困問題をなんとかすべく働きかけようと主催したイベントで、マドンナとか
ピンクフロイドとか、ビッグネームがライブをやったらしい。ボブなんとかの宣伝ぶりとか
インタビューがすごいカッコ悪かったのでぜんぜん見てないんだけど。BBCもそれに
ひっかけて「アフリカ週間」みたいなのを組み、アフリカ関連いろいろ放送されてるらしい。

その他、

お題)ハリーポッターの新刊本の副題

答え)ハリーポッターと6人の不能の男たち
答え)ハリーポッターとうつ病の子役

とか(笑)。わたしこれで3分は笑っていたよ。

しかし、ああ、お笑いを「説明」しなきゃいけないって、もどかしいねえ。
たぶん、大阪の人が吉本のギャグを東京人に解説しないと分かってもらえないのに
似たもどかしさだ。

お題)No, No, No はとある人物の返事である。これは何のニュースか?

答え)あなたはゲイか? とブラッド・ピットに聞いた
答え)洞窟で「no」と叫んだとき、人の耳に聞こえるであろう音(←またも爆笑)

これはイギリスの政治家の誰かが何か核心をついて聞かれたときに激しく否定した、ってなニュースだったと思うんだけど、肝心の正解は忘れました、洞窟ネタが面白すぎて……。

コメディ・ドラマ(英語だとsit-com=situation comedyという)なんか見てても、
イギリスのものはどっかひねくれてるというか、ブラックというか、
人種差別もの、性差別もの、犯罪もの、とにかく「それをネタにしたらまずいのでは」と
思うようなネタを、シャラーっとやってのける。笑いのツボも一癖もふた癖もあって
わたしの英語力では分からない、難易度の高いものが多い。

アメリカのコメディも頻繁に放送されてるけど、こちらは思い切りストレートな分かりやすい
「ギャグ」で、お色気系のギャグ、転んだりする系のギャグ、とりあえず言葉があまり
分からなくても「笑える」ものが多い。

同じ英語圏なのに、「笑い」に関して、はっきり文化が分かれて面白いです。
ちなみにわたしは圧倒的にイギリス的笑いを支持しますね。
だって思い出し笑いの頻度がうんと高い。アメリカものはその場だけの浅い笑いというやつ。

そういえば先日、Great Britain's Great Losers(ちょっとウロ覚え、「大英帝国の
偉大な負け犬たち」みたいなタイトルだった)という番組を見た。
テニスのヘンマン選手とか、NASAに負けた火星探査プロジェクトとか、とにかく近年の
イギリスの「冴えなさ」、「ずっこけぶり」を事細かに紹介する内容。

アメリカだったら「アメリカはいかに偉大か」という番組はやっても、自国を自虐的に
笑う番組なんか絶対つくらないと思うんだけど、イギリスってば、
それを国営放送でやっちゃうからすごい。

最後のシメに、
「いかにも我が国は近年まことに恥ずべき失態ばかりである。でも我々には、それを
笑い飛ばすユーモアのセンスとしたたかさがあるのだ!」
とか、堂々と開き直ってました。そんなとこで威張ってどうするよ、イギリス。

では、
Mock The Weekのお気に入り芸人Hugh Dennisの最近一番ウケたネタ。

お題)女王陛下が年末の恒例スピーチで言わないであろうこと
答え)I'm not a "Killer Queeeeeeen!" (「わたしは『キラー・クイーン』じゃないわよーーーん」)

もちろん、ロックバンドQueen の有名な曲、Killer Queenにひっかけた答えです。
ちゃんと「queeeeeen」のとこはググググ~っと上がっていく裏声でした。
ちなみにKiller Queenって、「イカしたナウいナオン」ってとこでしょうか。念のため。
わたし、このネタでその日10回は思い出し笑いをしたね。

ってああ、ほんと、ギャグを説明するのってヤボですねーー。
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by masala_days | 2005-07-06 22:45 | イギリス話

イギリス入国のすったもんだ

今回のパリ行きの本来の目的は、イギリスのビザを更新することでした。

正確に言うと、わたしは「Entry Clearance」なるものの学生ビザに相当する資格で
滞在していたのだが、その期限が6月末までで、わたしの希望帰国予定が
それより10日ほどあとなので、いったん国外に出て、一般の観光目的の日本人という
身分で再入国することが目的だった(日本国籍は観光目的ならビザなしで6ヶ月滞在が
可能なのだ)。

でねー、イギリスってさー、うるさいんだよねえ、入国が。

わたしってばここ1年あまりのあいだに数回イギリスに入国していて、
回数を増すごとに入国審査のハードルが高くなっていっている。
違法なことはなにもしていないし、こちらに非はまったくないのだけれど、
不法滞在やら移民問題を抱えるイギリス、近頃特に、
長期滞在する外国人をものすごーく警戒している。

審査官の横柄さ、微に入り細をうがったやらしい質問の数々、ひっかけ問題(!)、
アメリカとともにイミグレーションの感じが悪い国世界ランク3位以内に入ると思う。
知り合いがいるかとか、所持金はいくらかとか、そりゃ向こうも仕事だから
聞きたいことを聞いてもらって結構なのだが、なんせ態度が横柄だ。
こちらの英語力の問題とかじゃなく、ほんっとにエラソーなんだよね。

「ここで怒っても一文の得にもならないどころか入国できない」と思うからこそ
耐えられるものの、毎回毎回「あんたたち口のききかたを知らんのかオラァ」
と喉元まで出かかる。

前回は足元に紙切れかなにかが落ちていたので、誰かが何か忘れたのか
はたまたゴミか、と気になってふと下を向いたら、
「下を向くな! こっちを見ろ!」
とか怒鳴るですよ、審査官のオバちゃん……。
アータ、イギリス人なんだから「プリーズ」くらいつけなさいよ……。
もうほとんど囚人扱いですよ……。

うちの母親なんかが来るときは「観光でーす」とか言ってニコニコしてるだけで
ほとんど素通りだそうですがあー、わたしの場合、この年齢で独身で、
会社勤めじゃなくて、グループじゃなくて単身だとか、ま、色々不審なんでしょうねえ。
偽装結婚とかさ。でも日本人、偽装結婚なんかしないよ、日本国籍だけでじゅうぶん
過ぎる恩恵があるからね。医療だって社会保障だって日本のほうがずっといいからね、
わざわざイギリス国籍なんかとる必要ないんだよ! (と、一度ぜひとも教えてあげたいの
だが、どうせ聞く耳持たないであろう)。

そんなわけで、今回のフランス帰りもどうせひと悶着あるだろうと。
なんたって30日に期限切れで29日出国、1日に戻ってくるんだから、まあ
そりゃアンタ、目的ミエミエですがな、いぢめられないほうがおかしいというもんだ。

というわけで、かなり警戒して臨んだ今回のイギリス再入国。
ユーロスターは乗車前にパリの北駅で審査を済ませることになる。

このためにわたしはわざわざヒースロー空港くんだりまで往復3時間もかけて出かけ、
航空券に帰国日を明記したステッカーを貼ってもらったのだ。
その他、借りているフラットの賃貸契約書(契約が切れる日が書いてある)も用意し、
クレジットカード類も全て持ち(が、これは盗まれたので警察の証明書がせめてもの
代わり……)、帰国してからすぐバンコクに行くのでその航空券も念のため持ち、
「オラオラオラあたしゃ本当に本当にあと10日で出国するんだからね! 別に働いたり
してるわけじゃないからね(働いてるけど、合法範囲)! ちょっと余分にホリデイが
欲しいだけだからね!」と全身から気を発するように努めてみた。

ところが、今回の審査官はいままで会った人々とは全く違った。
紳士、ジェントルマーン、冷静穏やか、わたしをいぢめようなどというヤラシイ視線を
まったく感じさせない、すごくいい人!

「学校はもう終わったんだよね」
「はい」
「なんでまた戻るの」
「ずっと勉強ばかりしていて観光をほとんどしてないので、帰国する前にぜひロンドンの
あちこちを見てみたいからです。ロンドン塔とか、キューガーデンにも行ってみたいし、
湖水地方にちょっと行って、あとはバースとストーンヘンジにも」(←つっかえないよう、
バッチリ練習してあった)

などなど、資金のこととか、泊まる場所、とお決まりの質問が続いて、ひとこと。
「この日には必ず帰国するんだよね?」
その目は「ノーと言うな」と言っている。すべてお見通しだけど、
下手になんかいったら向こうも質問せざるを得なくなる。だから、ここは素直に
「イエスと言えよ」という無言のメッセージを感じましたねー。
もちろん「ええ必ず帰りますです長居はしませんです」と答えておいた。

ほんとは戻ってくるんだけど、それはまた東京で正式にビザを取り直してからの話なので、
この場でそんなよけいなことは言わんでいいのだ。
おっちゃんは「うん、じゃあわかった」と頷いて、ポンっと入国スタンプを押してくれましたとさ。
しかもこういう時って、渡航の記録がすぐに分かるように、余白があるかぎり前回のスタンプと
同じページに押すものなのに、なぜか別のページをわざわざ選んで押してくれた。
これってなにかの親切なのかな。あんまり関係ないか。

ニコニコ愛想のいい人じゃなかったけど、遊び心のある、ものの分かったいい人でした。ホッ。
所用時間約3分。最短記録! (でも他の人は30秒くらいで抜けている)。

ま、ユーロスターのイミグレーションは2個しかカウンターがないし、うしろに長蛇の列が
待ち構えていたから、向こうもあんまり揉めてる暇がなかっただけかもしれないけど。

帰国したらパスポートの更新が待っている。ああ嬉しいなっと。
10年くらい前だったらパスポートがスタンプやビザで埋められていくのが嬉しかったのかも
しれないけど、今となっては、真っ白で汚れのない初々しいパスポートがひじょうにうらやましい。
なんせ、どの国に行っても、補填したページもすでに残り少ないわたしのパスポートは
貫禄がありすぎて、なんぞ言われる羽目になるのだ。

新しいパスポートを持てると思うと、へんなたとえだけど、今までの犯罪歴がチャラになるような、
妙なうれしさがある。きれいな身体に戻りました、みたいな(笑)。

イギリスのビザは申請時に過去のパスポートも一緒に提出させるから、ま、
渡航歴を隠すことはできないんだけど、入国のときの胡散臭さは減るでしょう。ああたのしみ。
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by masala_days | 2005-07-05 22:09 | イギリス話


20代の暗黒時代をインドとイギリスその他あちこち季節移動し続け、30代、やっと日本国で社会復帰。8か月の産育休を経て、現在、働くかあちゃん。オットの不在中に衝動買いしたマンションの借金返済に勤しむ


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