ガンガー魚

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バナーラスの知人宅にて、お母さんに頼んでガンジス河でとれた魚のカレーをつくってもらった。ダル(豆)のスープとチャパティ(無発酵の全粒粉平パン)とごはんで、美味美味なご馳走であった。
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# by masala_days | 2006-01-20 07:08 | インド話

タージマハルとケビン

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Kevin and Taj Mahal / Agra
何度か行っているので、入場料をケチって今回は屋上レストランからの見学のみ。
外国人の入場料750ルピーって、喧嘩売ってるよなあ。インド人20ルピーなのに。
ポンドだったら10ポンドくらいだから、「ま、いっか」と思えるけど、タクシー一日チャーターして
1800ルピーとか、豪華レストランで食事して800ルピーとか、そういう物価の国で
この料金は強気だ……。

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The first sunrise of the year 2006 / Banaras
ガンジス河に登る初日の出/バナーラス

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And, the first sunset of the year 2006 / Banaras
ガンジス河に沈む元旦の夕陽/バナーラス
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# by masala_days | 2006-01-19 06:53 | インド話

勝手に宣伝部長 第3弾

c0036998_6203221.jpg"Back to Bedlam"




や、やばいことになっている。
更新していないわりにアクセス数が多いと思っていたら、
どうやら日本でもJamesブレイクの予感である。
フジテレビの連続ドラマのテーマソングに「You're Beautiful」が
使われるようなのである。
そんな関連で飛んできた奇特な人がとても多かったらしい。
宣伝部長としてたいへん光栄であります(なんのこっちゃ)。

いや宣伝部長に就任しておきながら、ものすごく悔しいのである。
われらがJamesが日本でも有名になってしまうのか。
くう。フジ、いつもながら、あざといよな。

おまけに4月に日本でライブをやるそうですよ。
ああ帰国したい、したい、Jamesのためだけに、日本に帰りたい。

ああ人気が出るのはいいがファンの心理は複雑だ。
と、ありきたりな感想でしめます。

↑この直後、どうにもたまらず、イギリスの夏ライブを衝動ゲット。
金ないのに。行けるかどうかスケジュールもわかってないのに。
行くったら行くもん。

オックスフォードまで会いに行くぜ!!!!
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# by masala_days | 2006-01-16 09:18 | イギリス話

眠れないJet Airways

さて突然ですが、年末年始はインドに行っていました。
またかよ、という感じですが、なにげに1年半ぶりです。

今回はロンドン出発ロンドン戻りという史上初の試み。
去年、国際線が就航し始めたJet Airwaysが乗り入れていることを
聞きつけ、さっそく乗ってみました。

Jetはインド国内線でかなり何度も乗っていました。
Indian Airlinesの粗悪なサービスに耐えていた時代から考えると
Jetはまさに天国のようなキャリアであります。

さて国際線。乗務員の顔ぶれが面白い。
JALで働いていたという日本語を少し話せるタイ人がいたり、
あっさり薄い系のマニプリっぽい人がいたり、インドインドしていない。

丁寧なサービス。遅れない。食事に気遣いが感じられる。トイレがきれい。
インド系が圧倒的なのに客層がみんな垢抜けている。
エアル・インディアで、乗った瞬間に否応なくインドを感じるのと比べると、
「えーと、これからインドだっけ?」とゆるやかにインドに入っていける感じ。

シートには個人画面があり、オンデマンドで映画が見放題。
さすがインド映画はヒンディ以外にもパンジャビやグジャラーティやタミルまで
網羅していてお見事だ。

帰国便ではアーミル・カーン特集をしていて、思わず「Raja Hindustani」から
「Rangeela」、「Mangal Pandey」を見て、ラール・キラーを歩きながらの
インタビューという番組もしっかり見て、おまけに通常のヒンディ映画コーナーから
「Ramji London Waley」という地味な作品まで見てしまい、9時間のフライトで
一睡もしない結果になってしまいました。

アーミル・カーンの新作「Mangal Pandey」はセポイの反乱で実在した
セポイを主人公にした作品で、「Lagaan」に続く、イギリス植民地からの
独立物語もの。イギリスの東インド会社の軍人たちが、これでもかこれでもかと
非人道的行為を繰り返すのが絵に描いたようでちょっとおかしく、
でもこれってきっと本当にあったんだろうなーと悲しくもある。
アーミル・カーンはさすがの役作りでかっこよかった。凝り性ですね、この人。

なんの予備知識もなかった「Ramji London Waley」は、ビハールの貧乏な
村に生まれるも才能に恵まれた天才料理人ラムジーが、
妹の結婚持参金のためにイギリスに出稼ぎに行くお話。
到着するなりお金とパスポートを盗まれ、雇ってくれるはずだった旦那は死んでしまい、
途方にくれたラムジー。なんとか仕事は見つけたものの、
労働許可を持たない彼は悪徳警官に目をつけられ、
イミグレーションの係官に手入れを受け、それを乗り越えるために悪徳弁護士が
勧めてきた偽装結婚の話に乗り、どんどんヤバイ方へ向かっていく……。

テムズ河の上やらビッグベンの前やら、ピカデリーサーカスやらで踊る
ダンスシーンは真剣におかしかった。イミグレの役人に怯える感じなんかも
ロンドン在住外国人として他人事ではなかったりもし、またまた料理の腕ひとつで
人望を集めていくラムジー青年の好感度もなかなか高く、期待していなかったわりには
面白かった。突っ込みどころも満載。
最後に大金を手にしたラムジーが「インドに戻って村に学校をつくる。そして自分のように
教育を受けられない人を減らす」と訴えるお決まりのクライマックス口上シーンでは
思わずホロリと来てしまった。
あたしゃーインド映画のあの最後の口上が好きだね、やっぱり。

それと前後して、デリーの空港では大挙して出稼ぎ人っぽい貧しい身なりの男たちが
不安そうにロビーに群れていた。以前、こういう人たちと同じフライトでバンコクに
飛んだことがあるけど、機内、「飛行機に乗っている」ことに興奮した
田舎者たちが2等列車のノリでカオスを巻き起こし、そりゃー大変な騒ぎでしたわよ。
あの時は「うるせーよ」と思っただけだけど、今回、こうして彼らを見ていると、
「がんばって稼いでよね」と声援を送りたくなった。どうしてだろう?
家族のために知らない国へ出かけていくお父さんや若者たちに、
以前はまったく感じなかった何かを感じる。ほんと、がんばってよね。
ま、あの人たちと同じフライトに乗るのはちょっとしんどそうだけど。
どの便かと思ったらやっぱりバンコク行きエアル・インディアだった。

結論。
エアル・インディアは好きだが、どちらかを選べといわれたらやはり
Jetを選ぶであろう。スマヌぅ~~~。
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# by masala_days | 2006-01-15 09:10 | インド話

ケビンを連れて

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わけあって父親の元に預けられていた息子のケビンとともに、
ストーンヘンジに行ってきました。

というのは冗談で(つまんなくてごめん)、もうすぐ本帰国が迫っている
友人Sさんが、「いまさら一緒に行く人がいないけどぜひ行きたい」というのを
耳ざとく聞きつけ、ふたりで行ってきました。

ストーンヘンジ自体はまあ「見た!」というものなのですが、
なんといっても無料で貸し出ししている日本語のオーディオガイドが傑作でした。

「ストーンヘンジはなぜ、つくられたのでしょうか?」
「太古の人々の声が聞こえますか?」
「さあ、もう一度振り返って、この神秘の光景を心に刻み付けてください」

等々、一瞬で終わってしまう見学を盛り上げるためなのか、
男女ふたりの声でたたみかけるようにストーンヘンジのすばらしさを絶え間なく語る。

くどい。

ぜひ英語バージョンも聞いてみたかったのだが、
ふきっさらしの野原ゆえ、寒さに打ち震えておりあえなく断念しました。

またこのガイド、やっと終盤のまとめに入ったかと思いきや
なかなか終わらず、
「売店でお土産のお買い忘れもなく」
「暖かいお飲み物もどうぞ」
としっかり宣伝も忘れないしぶとさであった。

イギリスの観光もなかなか楽しゅうございます。
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# by masala_days | 2005-12-28 22:11 | イギリス話

インドビザの謎

さて懸案だったインドビザ取得です。

なんとか申請を終えたのち、「できる日時を後日教えるから電話しろ」と
いわれた番号に何度かけても誰も出ない、留守電になる、おまけに
留守電はメッセージがいっぱいで何もできない。
まったく何ポンドを空しい電話代に費やしたことでしょうか。

思い余って直接大使館に赴き、うっとおしいので
引換券をすーっと窓口にだしてみたら、
あーら不思議。

何事もなかったかのように、あっさりとビザが添付されたわたしのパスポートが
出てきました。っていうか、申請した直後にできてたらしい。
なんなの? あの電話番号は(怒)。

謎です。

そしてつい先日、同行者3人が申請に行ってきました。
自分が魑魅魍魎につかれきったので、けっこう心配でした。

すると、

あっさり、

即日、申請から1時間後に取得できたのです。
まるきり英国国籍者と同じ扱いです。
わたしのときのような、たいした混乱もなく、
おまけにわたしより10ポンドも安い6ポンドで。

なんなの? この差は(怒)。

謎です。

まーとにかくビザとれてよかった。
これで晴れて年末年始はインドではじけることができます。
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# by masala_days | 2005-12-16 23:48 | イギリス話

クリスマスですな。

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[Christmas Illumination at Regent Street, Piccadilly Circus]
Taken by rarely used "Ricoh GR1v", Fantastic!!!!!

今年もそんな時期になりました。去年、クリスマス前のオックスフォード通りなどで
人混みに比喩でなくマジで押し潰されそうになったので、今年はもう絶対に
週末はあの界隈には出まい、と決心しています。

季節外れに(?)、サルサ全開の今日この頃。いや踊りに行く元気がないので
家で大音量でかけているだけなのですが。
夏に日本でキャンプに行った時、渋滞の道中、サルサをかけていたら、
同乗者のうち2名が、スペイン語ぺらぺーらの才媛で、
歌詞をいちいち訳してくれ、いかにヘボな内容であるかを思い知らされました。

♪おーお前にまた会いたいよー
とか、
♪きみがいないと生きていけない~
とか(爆笑)。
なんかもう、能天気に輪をかけて能天気というか、気楽すぎるというか、
中身がなさすぎるというか、ああラテンって幸せよね、というか。

そんなこと知らずに踊り狂ってましたがな。
ああものを知らないというのは強いなあ。
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# by masala_days | 2005-12-06 07:56 | イギリス話

英国で印度査証申請

明日から所属する大学院修士課程(らしい)にて試験がある。
準備? 悲しいくらい、していない。
締め切りを過ぎた原稿をやっとあげた(たまに忘れるがわたしの本業は文筆業である)、
日曜の夕方。いい加減、どんな内容かくらいは確認しておいた方がよさそうである。

と、教科書などを出して並べてはみるのだが、
だあああ。

締め切り直前にならないと原稿を書かない、
試験直前にならないと勉強しない、

駄目人間です。

さて先週は気合いでロンドンのインド大使館へビザの申請にいってきました。
なぜなら、

ついに!

1年9ヵ月ぶりに、年末年始はインドに行くのであります!

ビョーキだよね。もう当分行かないって決めてたのにさ。
で、5年ものなのにインドビザが堂々の5枚添付されていた旧パスポートはおいてきたし、
まっさらな新パスポートをひっさげて、どうだ! と行ったはいいものの。

ロンドンでのインドビザ申請は、Aldwychというところにある、
High Commision of Indiaで行うのだが、ここがまず第一の難関であった。
コベントガーデンに近い、どこをどう見ても大英帝国倫敦、というエリアに、
突如出現する濃ゆ~い南アジアな空間。

何度ホームページや地図を確認しても場所がよくわからず、案内の電話は有料で(怒)、
とりあえず最寄の駅から乗り込んだバスで、やはりHigh Commissionがナントカ、
と運転手に訴えているシークのおじいさんがいたので、彼に話しかけ、
一緒に連れて行ってもらうことにする(この時点ですでにインド的である)。

さてホームページには、
「申請したい人は、必要書類を持って朝の8時半から12時までに来い」
と書いてあります。東京のインド大使館も午前申請受付、午後受け取りなので、
ま、順当な時間割と思いますよね、ええ。

わたしが行ったのは、ちょっと遅めの10時過ぎ。
場所なんか事前に分からなくても十分でした。
眼光鋭い、浅黒い烏合の衆が入り乱れた広場があり、そこがHigh Commission。
インドに行ったことがない人は、まずこの光景だけでビビることでしょう。

「すいません! ビザ申請はどこ???」
叫ぶと、誰かが、一応は列になっているらしい集団を指差す。
わけのわからないまま、押し合いへし合いされながら、そこに並ぶ。
窓口でピンクの紙切れ(整理券らしい)を渡され、指差された扉へ向かうと、いきなり
入り口の普通の格好をしたインド人に止められる。

「紙を見ろ。午後2時に来いと書いてあるだろう?」
「あのう、今まだ10時なんですけど」
「ノープロブレム、2時に来い」

インドなら、耐えられる。が、ここは大英帝国。
けっこう忙しい中、やっと時間をつくって申請に来たのである。
しかし入り口のインド人は頑としてわたしを入れてはくれず、
気づいたら周りは同じような申請待ちのイギリス人、インド人でいっぱい。
みんな口々に、「中に入れろ、中に入れろ!」の大合唱。
そぼふる雨がみなの頭を濡らしている。
こういう時、ちびっこのわたしはすっぽり輪に入ってしまって、怖い。

ようするに、「朝の8時半から12時まで」つうのは、「整理券をもらえる時間帯」なわけです。
その合理性を追求する姿勢がはたして機能しているかどうかはともかく、
とりあえずは、「なんとかしてスムーズに業務を行おう」という意志の現われらしい。

しかたないので、所用を済ませてまた2時ちょっと前に戻ったHigh Commission。
気の遠くなるような、長蛇の列。たかが建物に入るのに、この段取りの悪さは何よ?
だいたい、申請は毎日行っているはずなのに、なんでまたこんなに希望者がいるわけよ?
白人クリスマスバカンス率多少、インド里帰り率が圧倒的。
マイノリティのインド人が大挙して観察できる貴重な場である。

やっとのことで建物の中に入ったものの、そこはまた阿鼻叫喚の南アジア。
なんでこうなるのだ? ここは大英帝国じゃないのか?
みんな大人しく順番を待って、いわれた通りに進めば、受け付けできるんじゃないのか?
どうしてあちこちで怒号が飛び交ったり、割り込んできたりする輩がいるのだ?
申請窓口のおばちゃんは笑顔の欠片も浮べず、ことあるごとに、命令口調で怒鳴っている。
白人の若者が馬鹿な質問をしようものなら、「何か言った?」と青筋たてて聞き返す始末。

怒られた時の反応が面白い。

インド人はめげない。それでも主張を通そうとする。インド人がインド人たる所以。

白人は面白いくらいにシュンとする。心の中では「インド人のくせに」と思っていそうな
ハイソなマダム系やビジネスマン系でも、そこで切れては沽券に関わるからかビザが
とれなくては大変と思ってるからか知らないが、表面上は神妙に下手に窓口の
インド訛りバリバリのおばちゃんにお伺いをたてる。
イギリスの白人が旧植民地の人間に対して妙に腰が低いことを観察できる貴重な場である。

さて一応ここでは電光掲示板つうものがあり、整理券の番号が表示されたら
窓口に行っていいことになっているらしいのだが、どこへ行けばいいのかわからないし、
だいたい割り込んでくる人が絶えなくて窓口はどこもいっぱいだ。
はっきり言って整理券の意味、針の先ほども、ありません。

さっきから一番怒鳴っているおばちゃんの窓口が一瞬、空いた。
嫌だけど、今行かないと、一生申請できない。

おばちゃん、わたしのパスポートを一瞥すると、また命令口調であれこれ質問。
丁寧に答える。イギリスのイミグレーションの係官に比べれば、まだ優しい方だ。
途中、またわけわかんない割り込みが入る。
おばちゃん、また怒鳴る。「今はこの子のをやってるのよ! 見えないの!」
そしてわたしに向かって、「あなたはどく必要ないのよ! そこにいなさい!」
この辺でわたし、ちょっと気づき始める。
おばちゃん、顔も口調も怖いが、なんとなく、わたしには優しい気がするのである。

イギリス国籍者は即日でビザがおりるのだが、わたしは日本人なので、
本国に照会が必要で、多少の日数がかかるらしい。それはまあ、当然なのでしかたない。
が、何か書類が足りなかったらしく、おばちゃん、「そこでしばらく待て」とわたしに命令。
パスポートを取り上げられた状態でちょっと不安になっていると、「Don't worry」と意外なお言葉。
なんだいい人じゃん。

アジア全体にいえることだと思うが、おばちゃんはたいてい、わたしに優しいのである。
なぜか知らないけど、ちびっ子で若く見えるゆえ、傍若無人な男どもの中では
限りなく頼りなく見えるんだろう。
こういう時は思い切り「丁寧にお願いモード」にスイッチするのが賢い。
白人女性はこの空気が読めず高飛車な態度を崩さないので、よけいな痛い目に遭う。

反対に、若い白人男性に馬鹿にした態度をとられるような時は、
思い切りハイソに丁寧に上流アクセントでゆったりと微笑みなんか浮べて返すのが賢い。

対する人によって態度を変えなきゃならんのはまことに疲れるのであるが、
人種も身分も入り乱れた世の中を渡っていくには、その場で自分がおかれた立場を
知って素早くカメレオンのように変身するのが何よりも大事であることよ。

3時過ぎてようやく領収書を受け取る。受け取りはどうやら一週間後になるらしいが、
日時時間ともはっきりせず、電話しろとのこと。

ちなみに手数料はイギリス国籍30ポンド、日本国籍だとなんと6ポンド。
日印国交成立50周年だかなんだかを迎えた数年前から、日本人だけやけに安い。
これに照会手数料10ポンドが必要だが、それでも16ポンド。イギリス人より安いのだ。

ざまーーみやがりなさい!

と何かに対して思った一日でありました。つかれたーーーーー。
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# by masala_days | 2005-12-05 04:09 | イギリス話

James Bluntに会う

いや、わたしじゃないんです。
こうやって冷静を保つのがたいへんなくらい残念ながら。

ニューヨーク在住の大学時代の友人が、本屋のイベントでJamesを見たという!
ギターで5曲歌ったんだってーーーーーー。きゃーきゃー。
チラシに書かれた名前にどうも覚えがあって家に帰って調べたら、
わたしがたびたび騒いでいる歌い手だったと!

きぃぃぃぃぃぃぃ。わたしなんか本国にいてぜんっぜん会えないのにさーーーー。
ちくしょうぅぅぅぅぅ。

まあそんなこんなですが、アメリカではまだ知名度が全然ないようです。
でもこの人、日本でもぜったい大ヒットすると思います。
「勝手に宣伝部長」というカテゴリでたまに彼への愛を語っているので、
興味ある方は右下のカテゴリでまとめて読んでね♡

それにしても、悔しい。もしその場にjいたら、絶対くらくらしてたと思う。
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# by masala_days | 2005-12-04 07:02 | 勝手に宣伝部長

ものを知らないって怖い

数年前、タイで瞑想修行中に知り合った友人に会いに、ドイツに行ったことがある。
いろいろゴタゴタしたフランスからバンコクに戻る途中(注1)で、
ちょうどルフトハンザ航空がフランクフルト経由なので、そいつがいる街まで
ちょっくら愚痴を言いに行くことにしたのである。

本来ならば途中下車できない格安航空券だったのを、
トゥルーズ(フランス)の空港のルフトハンザ航空のカウンターで、
たいそう男前な地上職員相手に一世一代の名演技で「どうしても会いたい人がいる」と
涙ながらに訴え、なんとか変更してもらい(いやぁ、うれしかった。LHの人ありがとう!)、
いそいそとフランクフルト行きの便に乗り込んだものである。

思うにあれはフランス人相手だったから通用したのだな。イギリス人だったら慇懃無礼に
「大変申し訳ございませんが、できません」とか言われて速攻却下だったと推測されます。
余談ですが。

で、彼の住む街の名前がKoln(ドイツ名、上に点々がつく)、 またはCologne(英語名)。
到着するなり、ゲイのフラットメイトたちと同居中の友人(ゲイではない)のフラットに
転がり込み。

彼はヨーガの先生&タイ古式マッサージ師なので、凝った精神と肉体をほぐす方法を色々
教えてもらい、なかなか有意義に毎日泣き言&愚痴をぶつけて過ごしたわけですが、
帰国後、日本人の知人らに、「コールンに行ってきた」とか、「コロンってゲイ多くてさー」
などと話をふっても「へぇーそれどこ?」とイマイチ反応がバラついた理由が、分かりました。


本日、たったついさっき!


あのね、
この街は日本語で、



ケルン



というのです!!!!

え? これって世界の常識?????
ケルンってわたしも知ってたよ、地理の授業かなんかでやったもん!!!

ぜんっぜん知らない、違う街だと思ってた。

なんでこういう表記になるの? 何読みしたらケルンになるの?
ドイツ語読みでもコールンじゃないの??????
KolnまたはCologneを「コールン」または「コロン」とひたすら信じてきた
わたしの半生はいったいどーーーーーなるの????

怒りと戸惑いが怒涛のように押し寄せます。

リージャンの麗江を「れいこう」と読ませたりさ、日本における地名表記って
かなり問題あると思う。
日本人の英語の先生が「present form」のことを「プレゼント・ホーム」って
発音するのと同じくらい腹が立つのですが、どうしたらいいのでしょうか????
(無理矢理カタカナ表記するなら、「プレズント・フォーム」で、「レ」にアクセント)。

えーと、これでも海外旅行添乗員やってましたんで。いちおう。

(注1)↓以下のような書籍に顛末が書かれております。買ってね♡
新・女ひとり旅読本/双葉社2003年
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# by masala_days | 2005-11-29 07:32 | 旅なんちゃって

蜜月

できることなら、お互い、違う相手と蜜月をすごしたいものである。

T:「今日来れそう?」
私:「夕方行く」

そんなテキスト(こちらの携帯のショートメッセージ)に始まり、

T:「今スーパーだけど何買えばいい?」
私:「あ、長ネギとスペアリブと、ちんげん菜があったらうれしい」

という会話を挟み、

私:「地下鉄止まってるよー」
T:「なんとかして来て」
私:「やっと駅まできたよー」
T:「よくやった!」

というテキストをやりとりし、地下鉄とバスを乗り継ぎ、
冷たい空気に頬をさらしながら閑静な住宅街を歩いてフラットに着く。
招き入れられ、暖かい部屋へ。一息つくまもなく、夕ご飯の支度をする。
今夜のメニューは、風邪ひきのために、身体がぽかぽか温まる薬膳スープだ。

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↑某所掲示板で話題になっていて、見まい読むまいと思っていたのに、
やっぱり頭に焼き付いてしまったわたしのマレーシア留学時代の大好物。
肉骨茶と書いて「バクテー」と読む。お茶のようだが実はスープだ。
もとは中国系労働者の朝のエナジーソウルフードで、豚の骨付き肉と
漢方っぽいスパイスをがんがんいれて濃厚に煮立てる。
家庭料理ではなくて、専門屋台で食すもの。
数日前から完全に頭が肉骨茶モードになってしまったため、
中華街でお手軽ミックスを買い求め、7年前の記憶を頼りにつくってみた。
ハチミツを入れてみたり、リークを入れてみたり、ちょっと違う気もするが、
ひじょうに美味。ショウガもがんがん入って温まる一品となりましたとさ。

うーん。
うーん。
うーん。

……腑に落ちない。何かが決定的に腑に落ちない。
一日を反芻してみて、やはりわたしは釈然としない。

だーーーーーっぁ!

らぶらぶのダーリンとの会話のような一連の流れの相手は、
何を隠そう、友人T子である。立派に女性である。

「こんなことではいけない。こういう週末の過ごし方は男とすべきである」
肉骨茶をすすりながら、頷き合った夜であった。

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↑「ちんげん菜」がなくて、相方が買ってきた謎のイギリス青菜。
キャベツのような食感とほうれん草のようなかすかな苦味。
相方宅にあったカツオブシとすりゴマとしょう油であえたらひじょうに
懐かしい味となり、ものも言わずに(いや腹が減っていたのだ)黙々と食べた。
Aちゃん、しょう油いっぱい使ってごめん。
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# by masala_days | 2005-11-28 07:31

びくびく電話応対

さてわたしは絶賛、オフィスでお客様からの電話をとっているのですが。

イギリスのすごいとこは、母語話者以外にこの手のカスタマーサービスとかの
電話応対をさせるとこじゃないかと思う。寛容なのか人手不足なのか、
わたしには判断がつきません。

でも日本でこれはできないよなーと思う。
以前、ライブドアの堀江さんが、「中国にカスタマーサービスセンターをつくり、
日本語ができる中国人スタッフを応対にあてたが、すこぶる評判が悪かった」
と言っていた。で、中国人やめて日本人スタッフを送り込むことにしたそうです。

日本人的に考えて、サービスを受けるために電話しているのに、
不自然な日本語やヘンな発音や間違った用法で日本語を話されたら
けっこうムッとするだろうなと想像に難くない。

イギリスは(ロンドンだけなのかな)公共サービスに電話しても、カフェに入っても、
対応する人、店員さん、母語話者率、けっこう低い。必ず外国人か、外国オリジンの
人々が働いている。で、みんなけっこういい加減な英語を話している。
母語話者の人たちは、嫌じゃないのかなー。植民地いっぱい持ってた国だからいいのかなー。

ま、そこでイギリス人に「おまえの英語はてんで駄目だ」といわれたら、それはそれで
むかつくけどさ。あんたたちが力ずくで広めた言葉だろーがオイってことで。

ところで、イギリス発刊の日本語紙にたまに目を通します。
ある時、そこの読者欄にイギリス人男性の広告が出ていました。
今手元にないのですが、「当方、背が高く、教養ある40代の魅力的な男性。
スリムで聡明な日本人か中国人の女性求む」みたいな感じ。

俗にジャパ専とか言われる人たちの存在はまあまだ許容できます。
自分のことをテレもせず「教養ある、魅力的な」とか書いちゃうとこも、
文化の違いというか、謙譲の美徳なんてものはグローバルな視点から考えると
マイナーなので許容とします。

が、日本人的に「日本人か中国人」と並べて書いてあるところに、
なにか腑に落ちない、違和感を感じてしまうのです。

向こうからみれば同じ東洋系アジア人ということで、並べて書くのに何の意図も
ないのでしょうが、並べられる方からすると、人種差別とかではなくて、
「日本と中国とじゃあ、こんなに違うのに、一緒くたに同じものとして捉えられているなら、
この人とは知り合いになりたくないな」と思うのが自然、だよねえ? 違うのかな。

むかーし昔、フランス人男性とgoing out していた時、
タイとインドというアジア圏にいたせいか、彼がことあるごとに
「That's very Asian」とか「You're really Asian」とかわたしを評して言うので、
ある時ふと、「Ah, that's really European」と言ってみたら、
なんかものすごく憤慨してました(笑)。

「僕は、イタリア人とスペイン人と一緒にされるのはかまわない。
でもドイツ人とイギリス人と同じにされるのは我慢がならない」
……だそうです(爆)。

vice versa, 同じことだ、と説明して反省を促しました。

別にさー、たとえば自分たちのほうが優れている、とかいう悲しい勘違いをもってして
隣人を差別してるわけじゃないんだよねー。
「こんなに違うのにぃぃぃ」ってことに尽きるのだ。

で、その「日本人か中国人」ご所望のイギリス紳士は、4週間くらい
同じ広告を出していました。見つかってたら広告は続けないだろうから、
よほど見つからなかったと見える。

もう出てないんだけど、誰か見つかったのかな。見つかってたら面白いな。
ああ知りたい! 状況知りたさに、うっかりメールを書いてしまいそうだ(やめとけって)。
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# by masala_days | 2005-11-25 06:32 | イギリス話

バングラデシュ街でカレー三昧

まるでインドにいる時のような頼みっぷりだった。
すごく、すごく、すごーーーーくお腹が空いていたのである。
全部頼み終えてから、「しまったここはロンドンだった……」と正気に返る。
そーです。世界一高いポンド払いです。ルピーにアラズ。

東ロンドンのブリック・レーン、バングラデシュ人街にカレーを食べに行ってきました。
お気に入りの学食風レストラン、Shalimar(70 Brick Lane, Bangla Town London E1 6RL Tel:020-7247-9846)にて。

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↑こんな感じでカレーがズラリ並んでいる。圧巻。

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↑本日最大のヒット、ラムとほうれん草のドライカレー。黒っぽいのがほうれん草です。
柔らかいラムにトロ~リ刻みほうれん草がからんで、絶品!!!!
ヒンドゥー系のカレーでは見たことがない大きな葉っぱが入ってたんですが、
あれはなんだったんだろう。スパイス構成も馴染みがない。でもほんとにうまかった。

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↑チキン・コルマ、マイルド系の辛くないカレー。タミルっぽいというか、
ちょっと東南アジアのロティとかについてきそうな、なんとなーくトロピカルな感じ。
バングラ街でこの味はちょっと意外。

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↑3人で行って、注文は私が横暴を奮って勝手に頼んだ結果、ものすごい豪遊になった。

上記のほかに、
タンドーリ・チキン(みとれるくらい真っ赤で、これだけはちょっといただけない。が、味はよし)
シシ・カバブ(青唐辛子ボコボコ入ってて辛かったけどおいしかった)
チキン・ティカ(香ばしくてなかなか)
アルゴビ(普通だけどホッとするお味)
マンゴーラッシー(たぶんジュースからつくってるけど、うまい、許す)
ラムサモサ、チキンサモサ、チキンカレー春巻き
パラータとピラウ・ライス

改めて書いてみると、す、すごいな。よく食べたもんだ。
三名でしめて30ポンドなり。ひとり2000円ちょい。
ロンドンでこの味でこの値段は、かなりお得だと思う。

このエリアのレストランは、呼び込みが激しかったり、店内が異常に薄暗かったり、
わけのわからない南アジア的センスでテーブルの上に造花があったり白いテーブル
クロスが大仰にかかっていたり、けっこう女子だけでは入りにくい雰囲気なのですが、
その中にあって一軒のみ、学食のような、明るくこざっぱりとして、明朗会計、
店員もしつこくない手頃なお店なのです。

おざなりなレストランが軒を連ねる中で、つくりおきとはいえ、その日その日に
一品ずつつくっている風の家庭的な感じのカレー各種、かなり好感が持てます。

ほんとうは日曜日だけのスペシャル、チキンビリヤーニ(骨付き鶏の炊き込みご飯)を
狙っていたのだが、友人とわたくし、日曜はどうも出足が遅く(おまけに私30分遅刻)、
日も暮れてからついたら、「あれは3時前には売り切れる。もっと早く来るように」と
指導が入りました。

満腹状態でバングラ・スーパーマーケットへ。近所のスーパーで買えない里芋とか、
ちょうど切らしてる牛乳とか、遠征してるわりに主婦感覚の買い物を思わずしてしまう。
同行者Kちゃんはラッスーグラー(シロップ漬けの甘い甘い甘いチーズボール)を
買ってました。実は私の好物なのだが、6個で2.30ポンド(500円弱)という値段に
ビビっていつも買えないのだ。食べたら感想聞かせてね。

ホームシックだホームシックだと騒いでいたここ数日、なぜカレーという選択になるのか、
深くは突っ込まないでください。

c0036998_9435337.jpg

↑バングラ街と反対方向に、有名なベーグル屋がある。ブリックレーンはその昔は
ユダヤ人街だったそうなので、その名残(とか言ったら怒るだろうが)らしい。
この期に及んで半ダース買う。90ペンス。200円しない。安い。えらい。
ここはサーモン&クリームチーズのベーグルもやけにうまい。
安い。えらい。おねーさんたち、いつもみんな厚化粧で愛想悪いけど、許す。

ああ満腹だというのに。
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# by masala_days | 2005-11-21 10:01 | イギリス話

ルルの記憶

c0036998_22325824.jpg[Jogjakarta
Indonesia
July 2002]

Contributed to
"POMELO"
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# by masala_days | 2005-11-20 22:43 | 旅なんちゃって

数年ぶりに

c0036998_791896.jpgc0036998_710090.jpg

















オフィスワークを再びやらせていただくことになりました。
スーツ着て地下鉄に乗って出勤なんてほんとにほんとに久しぶり。
午後は学校があるので朝のほんの数時間ですが、
もんのすごい社会復帰した感じがします(笑)。

朝、6時台に起きたのって何ヶ月ぶりだろう?
もともとは超朝型なんですけどね。
バナーラスにいた時なんてやたら早起きだったし。
ロンドンはもう日照時間が冬に向けてぐんぐん短くなっているので、
6時はまだ真っ暗です。

やうやう明けゆく空を眺めながら過ごす朝のひとときというのもいいものです。
などと優雅に余裕ぶちこいていたら、遅刻しそうになりましたが。
なんで早起きしてるのにギリギリ出社なんでしょうねーーー。

朝のぴんと張り詰めた空気、好きです。
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# by masala_days | 2005-11-16 07:11 | イギリス話

無駄にうまい

おそろしい頭痛とともに週末を迎えました。
何が悪いんだか知りませんが、あまりにつらく、
10数時間ただひたすらにじっと臥せっておりました。
しかし。

どんな時でも、
腹は減る。

おのれの身体のシンプルさに時々腹が立ちます。

こういう時こそイギリスが誇るジャンクな冷凍フードの世話になればいいものを、
それができない私は、ふらふらになりながら台所にたちました。
最初はね、トマト缶を適当に煮つめて、茹でたパスタに絡めるだけにするつもりでした。
だって気力ないんだもの。

おのれのこだわりに時々ムショウに腹が立ちます。

やにわに玉ねぎをみじん切りにし、つぶしたにんにくとともに弱火でじっくり炒め、
マジョラムを放り込み、トマト缶を放り込み、バジルをちぎり入れ、
これが生だったら最高なのにと思いながらいわし缶を開け、コショウを乾煎りし、
乳鉢でごりごりとつぶし、結局のところ。

一から手間かけて料理してるがな。

こうやって無駄にうまいものをつくってひとりで食べてると、ちょっと涙が出そうです。
その1、うますぎるから。その2、おいしいねという相手がいないから。

ちくしょうめ。
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# by masala_days | 2005-11-13 02:05 | 旅なんちゃって

ガンダーラはインドじゃないよ

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[Dinner with friends:Rajma Dal&Chana Dal Kashimiri Style]

あ、もしかして英会話上達法の続編を待ち望まれていたりしますでしょうか。
すいませんまだ書いてません……。

ところで(とすばやく逃げる)、私は基本的に日本生まれ日本育ちです。
が、幼児期に数年間、ブラジルにいたことがあります。
本人、よく覚えてないのですが、アメリカンスクールと現地校に
掛け持ちで行っていたそうです(その頃からやる気だな>自分)。
が、帰国後は普通に日本の公立の小学校中学校に行ったので、
かなり普通に脳内は平均的日本人であります。

が、幼児期の3年間というのは思う以上に影響力があるのだなあと、
さいきんとみに実感しています。

ロンドン地元の小学校に実習に行くってんで、「日本の遊びをフィーチャーしよう!」と
みなで実習案をいろいろと練っていたときのことです。こちらの子供にも日本の
「じゃんけん」はかなり浸透しているので、それを使って何かしよう、と。

「じゃ、あの『グリコ』とか『チョコレート』とかでケンケンするやつ、やろうよ」
と提案しました。遠い昔の記憶の断片からやっとこ搾り出した案件でした。
で、具体的にどのようなフォーメーションを組むかなどなど話が進みそうな時、

またふと、

「でもさー、発音とかの面で日本風の6拍の『チョコレート』とか難しいし、『グリコ』って何? 
とかから説明しなきゃいけないから、いっそ、『Mars Bar』とか『Double Decker』
(どっちもチョコレートバーのブランド名)でやろうか」

と提案。が、沈黙。みなの顔、「ハテナ?」と言っている。
ついでに私も「ハテナ?」

そこでひとりが恐る恐る私に聞きました。
「ねえねえ、これ、どんなゲームか知ってるよね??」
「もちろん!」

と自信満々に答えてふと、私は首を傾げました。
どんなゲームか、実のところ、覚えていなかったのです。

皆さんお分かりですか。あれってさ、グーはグリコのおまけ、チョキはチョコレート、
パーは、あれ、なんだっけ?? 忘れてもうた。でもとりあえず、
マーズバーとかダブルデッカーでは、じゃんけんにおける「グー・チョキ・パー」という
符丁が使えない……。

要するにこのゲーム、地場お菓子文化と日本語特有の言葉遊びが混ざり合った、
非日本人にはひじょうに複雑な脳内作業が必要なゲームだったんですね。
そこんとこすっかり抜けたまま、遠い記憶にそんな遊びを見聞きした覚えがあり、
今回の提案となったわけですが、いかんせん、私、自分でその遊びを経験していない。

こういうことが、時々起きます。知識としては知ってるのに、その時期たまたま
日本子供文化圏にいなかったために、すっぽり抜けている体験が。
帰国後のさまざまな二次的フォローによって知ったつもりになってるのだが、
実はやったことも見たこともないつうことが、大人になった今頃、露見したりしてる。

たとえばピンクレディーは日本人の基本常識として知ってるけど、
実際にピンクレディーを生の映像で知らない。振り付きで歌えない。
ドリフもあんまり知らない。風雲たけし城も知らない(これはイギリス来てから
英語吹き替えバージョンを見たが)。
だいたいうちは8時以降は子供はテレビを見ちゃいけないおうちだったので、
帰国してからもたいしてテレビを見られなかったのだ。
近所のじいちゃん家までこっそり行って、じいちゃんと一緒に見た「水戸黄門」
くらいしか覚えてない。なんて貧しいテレビ体験なんだ……。

子供の頃のテレビで覚えてるのは、(おそらくポルトガル語吹き替えされたアメリカの)
スパイダーマンの連続ドラマくらいだ。あれって最初はドラマだったのかな。

あとねー、刑事もので、これもたぶんアメリカものだったと思うんだけど、
ふたり組の刑事がいろいろおかしいことをしてくれる、ハートフルコメディーっぽいやつ。
でも刑事、たしか死んじゃうんだよね。あー、タイトル知りたいけどこの乏しい記憶で
探せるわけもない。「なんとかとパンツ刑事」みたいな感じ。

まあそんなこんなで、あれ、何が言いたかったんだっけ?

あ、そうだ、先日、友達が「ゴダイゴ」のCDを借してくれたんですね。
なんか私が「ガンダーラ」とか「ナマステ」って感じだから、というのが理由らしい(笑)。

これもどうやら同世代的には基本知識らしいんですが、
私が知ってるゴダイゴのネタ元は、大学時代によくカラオケに一緒に行っていた知人が
毎回歌う、「銀河鉄道999」と「モンキー・マジック」と「タケカワユキヒデは外大卒なんだぞー」というウンチクで、なにげに本物のゴダイゴを知らなかったんですわー。

そんなわけで遅ればせながらGS(グループサウンズというらしい)デビュー。
本物ゴダイゴの感想。

カッコわりぃーーーー。

「journey」とか「return」とか、気になるアクセントが山のようにある……。
おそらくあの時代において英語歌詞をこれだけ「それっぽく」歌ったつうのは快挙なんだと
思うが、やっぱり気になるよ……。「in order to」なんちゃらとか、すんごい堅い表現が
いきなり出てきたりさ。

などと嫌な突っ込みをひとりでいれつつ、でもやっぱり、ゴダイゴ、好きかも。
子供の時に知ってたら、絶対、熱狂してたと思います。
英語の歌詞はたまに「?」だけど、日本語の部分はメロディーと日本語本来の
イントネーションの乗り方がすごく自然できれいだし、音の感じは確かにかっこいいし。

スピッツの歌詞(「8823「ハヤブサ」)に

♪ガンダーラじゃなくてもいいよ

というのがあり、意味不明系の歌詞はマサムネくんの常套手段なので
放置していたのだが、あれはゴダイゴがネタ元で、
「愛の国」じゃなくてもいいよ、ってことなんだろーか。

そういや「トロピコの街」という謎の表現もあって、いつか何かの拍子に
「トロピコ=tropicaux」で、フランス語の「熱帯の」という形容詞の
男性複数形だったってことが判明して、喉につかえた小骨がとれたような
爽快感を味わったこともあった。

ま、いいや。スピッツとゴダイゴでジャパニーズサウンズにダイブするぜ!

♪さあゆくんだー、その顔をあーーーげて~♪
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# by masala_days | 2005-11-10 23:48 | 旅なんちゃって

Guy Fawkes & Diwali

c0036998_4301591.jpg[A Beautiful Autumn Day]


400年前、フォークスさんというカトリック教徒が、カトリックへの抑圧に不満を持ち、国会議事堂を爆破しようと英国至上最大の謀反を企てたものの、密告により頓挫いたしましたとさ。フォークスさんら一味は捕らえられ、街中引き回されたのち、八つ裂きにされたそうな。

「英国が乗り越えた最大の危機」というような愛国心丸出しの見出しで、毎年11月5日は「ガイ・フォークスをやっつけた記念日」になっている。で、サマータイムが終わった途端にめっきり暗くなった夕方頃から各地で花火があがる。


日本では夏の風物詩である花火は、イギリスでは秋の風物詩なのだそうだ。
ロンドン各地でも大規模な花火大会が開催され、それ以外にも、近所のあちこちで
花火を打ち上げることになっている日らしい。まあ、うるさいんだこれが。

去年の私は引きこもっていたのでこれがイギリス由来の祭りとは知らず、
ちょうど同じ時期に祝われるヒンドゥー教3大祭りの「ディワーリ」だと思い込み、
「やっぱりロンドンはインド人が多いんだなあ。頑張ってるなあ」と、かなり
トンデモナイ勘違いをしていた。

ディワーリはヒンドゥー歴の正月にあたる。日が暮れると爆竹や花火がガンガンあがり、
朝までうるさいこと、うるさいこと。本来はバターランプを飾ったり、掃除をしたりして
富の女神ラクシュミーを招きいれる祭りなのに、どうもインド人は祭りに命をかけている
というか、まさにこの日のために一年間耐えたんだぜ燃えるぜ俺は、というフシが
あって、その盛り上がりは半端ではない(3月頃、これもまた狂気の沙汰となる
ホーリーという祭りもある)。

バナーラスと、インド北部のシムラーというイギリス植民地時代の夏の
避暑地だった街で、私はこのディワーリを迎えたことがある。

シムラーは標高の高い山間にある。
コロニアル調の建物が山間いに張り付くようにして建っていて、
あまりインドっぽくないが情緒のある街だ。

2001年11月、シムラーは雪でも降りだすんじゃないかという寒さだった。
いろいろと勝手な事情から、心身ともに少々辛い旅の途中で(とか書くとかっこいいな)、
何千何万という無数のバターランプのほんのりした灯りにぼんやりと浮かび上がる街が
なんだか浮世離れして目に移ったものだ。

宿の隣の部屋のオーストラリア人が実にピースフルな好青年で、
ピースフルゆえにとある乾燥植物を所持していて、高台の宿のテラスから街の灯りを
眺めていた私に白い息を吐きながら「どーお?」などと誘うので、
ついご相伴にあずかってしまったりもし、よけいに刹那的な、危うい魅力のある街に思えた。
寝袋を持っていなかった私は眠れずにブルブル震えながら夜半まで花火の音を聞いた。

翌日からもずんずん北上を続けて、崩れそうな山道をよろよろのローカルバスを乗り継ぎ、
キナール地方というところにあるレコンピオという街を目指した。

レコンピオからキナール・カイラス山をどうしても見たかった。
チベットにある聖なるカイラース山に似ているそうで、くそ寒いチベットを逃れて
シヴァ神が冬の間滞在するという、ひじょうに嘘臭いながらも妙に惹かれる逸話の
ある山だった。

悪路をおんぼろバスに揺られてやっとたどり着いたレコンピオから見るその山は、
真っ白い雪に覆われて朝に夕に色を変え、それはそれは神々しかった。
旅の道連れに、触ると百万本の針が一気に飛び出てきそうな、あるいは
粉々に自己分解してしまいそうな、なんでそんなものをムリヤリ引っ張り出してきたのか、
どれだけ足掻いても私の能力では扱いきれないのに、なんでそんなものに執着するのか
自分でもよくわからない危険物を持っていて、でもその危険物が一瞬針を引っ込めて
眠りについているのを自分勝手にホッと一息ついて眺め、
なにはともなく山に感謝したものだ。

人は、他人にとってはどうでもいい衝動に突き動かされてバカな旅をするものだ。
ほんとにさ。

翌年のディワーリはバナーラスにいた。
銃撃戦でも始まったかと思われる、すさまじい音と煙の一夜だった。
屋上から街を見ていると、あああそこは金持ちだからでかい花火があがるなとか、
あの辺はビンボーだから爆竹だけだなとか、面白いように分かってなかなか楽しかった。

そんなこんなの、ちっぽけな思い出のあるディワーリである。
ガイ・フォークスの花火はディワーリほど勢いがなくて、
一発一発がなんだか気が抜けたような間隔であがり、飽くことのないエネルギーで
繰り広げられるインドの花火と爆竹の夜を知っている身には少々間が抜けている。

遠く大英帝国までやってきて、ふと数年前の苦くて甘くて酸っぱい記憶を反芻した
ガイ・フォークスの夜でありました。

時間は勝手にどんどん流れていく。
毒薬すらも、いつか記憶の果て、一抹の苦味を残して暖かくまあるい味に変える。
幸せであるように、時々ね、遠くから祈っていますよ。
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# by masala_days | 2005-11-08 05:24 | インド話

James Blunt 勝手に宣伝部長 第3弾

おそらくこのアルバムの中で、一番わたしの「泣き」ポイントをついてくる曲です。
この声と、詞と、ぴたりハマって、奇跡のような美しい曲。それだけに痛い。

夜中にサビのところをハモりながら(←芸が細かい)ビービー泣いてる様はかなり不気味と思われます。以前、スピッツの「ありふれた人生」を延々数時間リピート再生して何かを反芻している某知人がいましたが、私の場合、この曲においてまったく同じ現象が発生しております。

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c0036998_6203221.jpgGoodbye My Lover さよなら愛しい人
By James Blunt
from "Back to Bedlam"


Did I disappoint you or let you down?
Should I be feeling guilty or let the judges frown?

幻滅したかな? へこませたかもね
やましい気持ちで お咎めに甘んじるべき?

'Cause I saw the end before we'd begun,
Yes I saw you were blinded and I knew I had won.
So I took what's mine by eternal right.
Took your soul out into the night.

結果は最初から分かってた
だってきみは僕に夢中だった
勝負アリ 僕は無敵
贈り物を受け取って きみの魂を閨へといざなった

It may be over but it won't stop there,
I am here for you if you'd only care.

終わりだけど 終わりじゃない
僕はここにいるんだ、きみが気づいてくれさえすれば

You touched my heart you touched my soul.
You changed my life and all my goals.
And love is blind and that I knew when,
My heart was blinded by you.

心を奪われ、魂を奪われ、
きみは僕の人生を変えた、理想も変えた
愛は盲目、そうだね その通り
僕の目は完全に眩んでいたもの

I've kissed your lips and held your head.
Shared your dreams and shared your bed.
I know you well, I know your smell.
I've been addicted to you.

口づけのあとできみを抱いて
夢を分かち合った、しとねも暖め合った
よく知ってるよ きみのこと、匂いでも分かる
きみにほんとに夢中だったんだ

Goodbye my lover.
Goodbye my friend.
You have been the one.
You have been the one for me.

さよなら愛しい人
さよなら僕の同志
僕に与えられし宝
きみは僕のすべて

I am a dreamer but when I wake.
You can't break my spirit - it's my dreams you take.

うつつをさまよい かなわぬ夢を見る
僕の心を切り裂くことはできないよ
その夢はきみが奪っていったから

And as you move on, remember me,
Remember us and all we used to be.

先に行くなら 僕を忘れないで
一緒にいたこと 決して忘れないで

I've seen you cry, I've seen you smile.
I've watched you sleeping for a while.

泣いた顔 笑った顔 ぜんぶ覚えてる
眠ってるきみの顔 いつもしばらく眺めてた

I'd be the father of your child.
I'd spend a lifetime with you.

父親になっていたかもしれないのに
きみと一生を過ごしてたかもしれないのに

I know your fears and you know mine.
We've had our doubts but now we're fine,

きみが怯えていたこと 僕が恐れていたこと
そんなこともすべて 今はもう何も怖くはない

And I love you, I swear that's true.
I cannot live without you.

愛してる、誓っていうよ、ほんとうに
きみがいなくちゃ生きていけない

Goodbye my lover.
Goodbye my friend.
You have been the one.
You have been the one for me.

さよなら愛しい人
さよなら僕の同志
やっと見つけたはずの
きみは僕のすべて

And I still hold your hand in mine.
In mine when I'm asleep.
And I will bear my soul in time,
When I'm kneeling at your feet.

きみの手を握ったまま
いつまでも握ったまま
ゆっくり眠らせてくれ
いつかはきみに辿り着くだろう
そしたらきみの足元に跪こう

Goodbye my lover.
Goodbye my friend.
You have been the one.
You have been the one for me.

さよなら愛しい人
さよなら僕の同志
かけがえのない人だった
きみは僕のすべて

I'm so hollow, baby, I'm so hollow.
I'm so, I'm so, I'm so hollow.

なんて空しい なにもない
欠片もない からっぽの僕
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# by masala_days | 2005-11-04 09:47 | 勝手に宣伝部長

人んちの子供

人んちの子供。はっきり言って、まーーーったく興味がない。

子供を持ちたくても持てない身からすると、
知ったかぶった苦労話なんて聞きたくもないし、
親バカぶりを目にするにつけ、「バッカじゃないの?」と思う。

そういう時、私って性格悪いなと思うけど、カドが立たないよう、
社交的にふるまっているだけでも評価してくれ。信じられないことだが、
「あなたもそろそろ落ち着いた方がいいんじゃないの? 子供っていいわよ」
うんぬん、しゃあしゃあと抜かす人間というのが男女問わずこの世の中には
存在する。そんなことアンタに言われなくても私が一番望んでいますってば。

そんな私でも、心から可愛い、いとおしいと思える知人の子供が何人かいる。
たぶん、それぞれのお母さんである女性に、心から共感しているからだと思う。
そして彼女らに、私のような女に対しての並々ならぬ思いやりを感じるからだと思う。

すくすく育てよーーー。病気するなよーー。
お母さんの言うことよく聞くんだぞーーーー。

ちょっとしか会ったことがないのに、時々思い出してはどのくらい大きくなったかなー、
なんて考えてるのよ。おばちゃん性格悪いけど、彼らの成長を、
いつも遠くから見守って(ストーキングして?)いますです、はい。
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# by masala_days | 2005-11-03 04:27

勝手に連載★英語上達法その2

ここからは、言語習得に欠かせないいくつかの能力1)発音 2)発話 3)読解 4)聴解 5)作文をそれぞれどうやって伸ばしていくか、書いていきたいと思います。

((1))発音
<拍数とリズム>

日本人がもっとも気にするポイントというか、「発音がいい」というのがある種の褒
め言葉となるわけですが、これは私は「通じるポイント」を押さえておきさえすれ
ば、あとは個々の個性でいいと思うんですよね。インド人も中国人も、堂々と訛った
英語を話していることだし。ま、極めたい人は極めましょう。私はけっこう極めたい
ほうですが。

まず知っておきたいのが、「英語と日本語は拍数が違う」ということです。たとえば、

スピード[す・ぴ・い・ど]→4拍
speed[spi:d]→1拍

ストレート[す・と・れ・え・と]→5泊
straight[streit]→1拍

コーヒー[こ・お・ひ・い]→4拍
coffee[kofi:]→2拍

この違い、分かりますか? 手を叩きながら発音してみると分かりやすいと思いま
す。日本語では子音のひとつひとつに母音がくっついて1拍1拍ずつきっちり発音す
るのに対し、英語では子音が重なっている最初の[st]と終わりの[t]は、間に挟まれ
た[ei]と比べると、音の長さがずっとずっと短いんです。極端な話、[ei]の音しか目
立って聞こえないと言っても過言ではないわけで、よって、カウントは1拍になるん
ですね。

この英語と日本語の拍数という点、ものすごく大きな違いだと思いませんか。「日本
人英語」と言われているものの「通じない点」は、私はほとんどがこの拍数の違いに
よるものだと思っています。日本人が発話すると余計な拍がいーーーーっぱい入るの
で、英語話者の耳には何がなんだか分からないわけです。

というわけで、日本人がなかなかできないのが、この「正確な拍数で発音する」とい
う点です。逆に言えば、ここさえ押さえれば、それだけでググッと英語っぽくなるわ
けです。

さて理屈は分かってもなかなかできないのが辛いところ(笑)。どうすればその「感
じ」をつかめるのか。私自身、しつこくやり続けている方法をいくつか紹介します。


*音声つきの辞書を使う

まずは1語1語、英語の語感に慣れるという訓練が必要です。すでに知っている、簡
単な単語でいいんです。たとえば「dog」とか、「happy」、「communicate」などな
ど、思いついた、あるいはテキストなどで目についた単語を片っ端から辞書で引い
て、音で聞いて、拍数を意識しながら真似してみてください。

ところで、みなさんわりと、発音記号([spi:d]のように、[ ]で囲まれた記号)を
無視しがちな気がします。でもこれってすごい発明で、どんな語でもその発音をほぼ
正確に記しているわけですから、活用しない手はありません。拍数と大きく関わって
くる「どこにアクセントが来るのか」ということも必ず表記されているので、特にこ
れから新出単語がある場合は、必ず見るように習慣づけましょう。記号の発音の仕方
については、辞書の前の方に解説がついているはずなので、一度じっくり目を通すと
いいと思います。

*音声素材をフル活用する

1語1語の発音とともに大切なのが、文章を「まとまり」として発音する能力です。
先に書いたように、発話をすべて平仮名に直したとしたら、日本語はほとんど全ての
平仮名に均等の長さがあるのですが、英語は英語で各語が不規則な長さで、全体とし
て聴いても独特のリズムがあります。

高校生の時、おっかないけれども最高に素晴らしい英語のM先生という方がいらし
て、その先生が繰り返し繰り返し生徒に勧めていたのが、「shadowing」という方法
でした。

やり方は簡単。テレビやラジオなどのお手本の英語を耳にするなり、同時通訳のよう
に次々と追いかけて真似して発音していくのです。リズムをつかむことが目的なの
で、意味はあまり分からなくても構わないのです。とにかく、耳に入った音をそのま
ま忠実に口に出して真似していく。途中でつっかえても、気にせず一呼吸おいて、次
に聞こえてきたところからまた始めます。

あまり早すぎてついていけないのも困るので、初級者の場合はゆっくりめの子供向け
のオーディオ絵本とか、ディズニー映画とか、その辺から始めるといいと思います。
私のおすすめはBBC Radio7です。良質なお話プログラムがいっぱいあります。

http://www.bbc.co.uk/bbc7/index.shtml?logo

中級以上は、ニュースやインタビューがいいと思います。これもまたBBCがおすすめ
で、特にRadio4は様々な種類の音声素材の宝庫! 

http://www.bbc.co.uk/radio4/

現在はBBCも様々なバックグラウンドの人々を使っているようで、一昔前の「BBCアク
セント」というのが今でもあるのかないのかはっきり分かりません。朝のニュースの
お天気お姉さんなんて、バリバリのスコットランド訛りだったり、経済レポートの記
者がロンドン訛りだったり、けっこうリベラルというか、地域色を大事にしていると
いうか、バラエティに富んでいます。まあ、メインのキャスターさんなどは「イギリ
ス標準」のアクセントだと思いますので、やはりBBCはよい素材と言えるでしょう。

きょうび、インターネットラジオで各国の放送が聞き放題なのは、ものすごーいこと
ですよね。日本で英語を勉強していた遠い昔、音声素材を入手するのが一苦労だった
記憶がかすかにありますが、今では無料でいくらでも手に入る。これを利用しないと
いう手はありません! 私は自宅では常に流しっぱなしにして、思いついた時に
「shadowing」を実践しています。口を慣らすという意味で、これほど効果的な訓練
もないと思います。まあ、夜中など、ひとりでラジオの音声にくっついてブツブツ
言っている様はきっと不気味だと思いますが、5分でも10分でも、日々の地道な努力
がやっぱり大事ですよね。BBCは本当にありとあらゆるプログラムがあって、さすが
だなあと思います。もちろん、「私はアメリカ英語!」という方は、CNNなどアメリ
カものでやってみてください。

<日本語にない音>

さて、「rとl」です。嫌ですよねぇ(笑)。でも上達のためには避けて通れない道です。

非常に乱暴なことを言うと、「l」の方は日本語の「ら」行と同じ要領で発音してい
いと思います。ただし、音声学的にはまったく違う音です。念のため。

問題は「r」っすねーーー。でも簡単です。私的にはものすごく簡単でした。

「r」の前で、ちいさく「ぅ」と言ってみてください。

rice[ぅらいす]
recipe[ぅれすぃぴ]
roundabout[ぅらうんどあばうと]
roll over[ぅろーるおぅヴぁ]

ね、ね、ね? なんとなく英語っぽく聞こえませんか???? 語頭だけでなく語中
に出てくる場合も同じ要領でちいさな「ぅ」をつけるつもりで発音してみてくださ
い。あーら不思議、英語っぽい! すぐにはできなくてもしつこくやり続けてくださ
いね。ある日突然、要領が分かったりしますので。

日本語では唇を突き出して発音する音がないので、始めは奇異に感じるかもしれませ
んが、ここで唇を鍛えておくと、他の音を英語っぽく発音するのも大変楽ちんです。


たとえば、語頭の「w」の音。whatは「ほわっと」でも「わっと」でもなくて、「ぅ
わっと」が一番、近いんです。whichも同じ。

あとは、「th」という難関もありましたっけ。これは「ざ」、「じ」と言うつもり
で、舌を軽く上下の歯の間に挟んで発声してみてください。「ざ」、「じ」という時
は歯の裏に軽く触れるだけの舌を、頑張って伸ばしてみるのです。正しい音を聴きな
がら、根気強くやってみてください。

それから意外に見落としがちな「sh」、「ch」。「し」、「ち」の時に横に広がる唇
を、横ではなく、前に大袈裟に突き出して見てください。「h」の音がなんとなくあ
る、ということを意識するといいと思います。

ここまで大雑把に、拍数と日本語にない音という面から発音を見てきました。この2
点をいつも意識するようにするだけで、ずいぶんと通じる発音になるはずです。

次回はたぶん一週間後くらい。発話読解について触れてみたいと思います。
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# by masala_days | 2005-11-02 06:21 | 英会話あれこれ

勝手に連載★英語上達法その1

(序)「どうやって英語を勉強したの?」

私自身、まだまだこれから学ぶべきところが山積みで、胸を張って「あたしゃー母語
と英語と同じくらい使えるわよ」と言えるようになるまであと100万年くらいかかる
と思うんですがー。よく聞かれるので、せっかくだから一気に言いたいことを言うこ
とにしました。

(1)そもそもなぜやりたいのか?

日本にいる時、
「ガイジンに道を聞かれても慌てないように」。

と、このような動機を煽っているのだと思われる英会話学校の広告をよーく目にしま
した。ま、いいけどね。でも、日本でガイジンに道聞かれたことなんかあたしゃーな
いよ、あったとしても、そんなことでオロオロしてらんねーよ、道くらい身振り手振
りで教えてやるよ、それができなくても、別にあたしゃー日本人だし、そんなことで
英語やんなきゃ、なんて絶対思わねー。

誰もがそう思うのだと思ってたのですが、そうでもないみたいですね……。

でも、漠然と「英語くらい話せないと」と思っているだけでは、上達は難しいと思い
ます。語学は必要に迫られてこそ上達するというもんです。これホントです。ひめぽ
ん嘘つかない。見なさい、わたしゃー言語オタクなのでフランス語だとか色々つまみ
食いしてるけど、英語以外、どれひとつとして初級の域を出た言語はないんです。な
ぜなら、上達する必要がなかったから。

また、「趣味で英語を習う」というのもいいけど、それで上達するかは疑問です。実
際、私がもっとも英語を勉強としたと思われるのは、大学受験の時と、その10年後、
イギリスに渡ろうと決心してからのことです。

その10年間、旅行したりなんだりで、緩やかに上達の道を辿ってはいたのでしょう
が、本当に長らく、中級の上くらいのレベルに居座っていました。正しい英語の必要
性もなかったので、発音、文法、語彙などありとあらゆる面で、外国語習得理論でい
うところの「化石化」、つまり、日常使うなどの「慣れ」によって、ある程度の流暢
さはあるけれども、誤用・勘違いがすっかり定着し、上達への道を阻んでいる状態
だったわけです。

ありきたりなアドバイスで申し訳ないんですが、なんでもいいから、目的を持つべき
です。ガイジンの彼氏が欲しいとか、ビートルズの歌詞を原語で理解したいとかいう
理由でもいいし、あるいは、仕事でどうしても必要とか。

何か明確な目的を持った時点で、上達へのパスポートを入手したと言ってもいいと思
います。

(2)どこの英語を学ぶか決める

ここをきっちり考えないと、特に中級→上級への上達は大変難しい。

日本の英語教育は、私の両親の世代などはイギリス英語だったそうですが、 現在は
完全にアメリカ英語ですよね。それはそれで抗ってもしかたないので、 高校卒業ま
での英語はアメリカ英語ベースでもいいでしょう。 問題はそれからです。上達した
いなら、アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダなど、 どこの国の「英語」
を学びたいのか、しっかり決めるべきです。なぜなら、大きな枠組みのなかでは同じ
「英語」であっても、それぞれの国の文化に根ざした語彙・表現というものが存在す
る以上、それらの使い分けができないと、いつまでたっても上達にはつながらないか
らです。

たとえば、以前ここのブログでもチラリと書きましたが、"Please"という言葉。 イ
ギリスではお店やレストラン、雑貨屋、ありとあらゆる場所で何か人にものを頼む時
に、 語尾につけないと「Bad Manner」になります。そうとう英語が達者な人でも、
イギリスにあまり馴染みのない人がこの"Please"を忘れると、「あんまり上手じゃな
いんだな」という印象を与えてしまいます。また、イギリスではネガティブな意見を
言うのになるべく婉曲表現を使うとか、逆にアメリカでは好き嫌いははっきり言った
ほうがいいとか(ほんと? そんなイメージがあるだけかも)、その国の文化・習慣
に即した英語、つまり背景(Cultural Background)のある英語を習得するというこ
とが、初級段階ではともかく、中級と上級を分けるひとつの指標だと思うのです。

イギリスに来る前の私の英語は、発音、用法、語彙に関して、友人知人その他の影響
で、カナダ英語あり、オーストラリア英語あり、おまけにインド英語やらマレー英語
なんぞもあり、映画やニュースの影響でアメリカ英語もあるという、まさにゴッチャ
ゴチャの状態でした。

castle(城)は「キャースル」とアメリカっぽく発音するのに、can'tはイギリス風
に「カーント」と言ってみたり、centreとイギリス式につづる一方で、realizeとア
メリカ式につづってみたり。イギリス英語ならば、castleの「あ」もcan'tの「あ」
も同じで、口を大きく開けた「あ」であるべきで、centreがcenterでないのと同様、
realizeはrealiseと統一すべきでした。

こういった単純な語彙や文法以外にも、「こういう時はこう反応する」というその国
独特の言語的習慣があって、そこを押さえずして言語能力だけを上達させることは、
まず不可能だと思うのです。現在、特にどこという統一がない方は、1)でお話した
個人の目的に即して、どこの英語を学ぶのかということを今一度確認されるといいと
思います。
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# by masala_days | 2005-11-02 06:17 | 英会話あれこれ

出張料理人修行その1

c0036998_22235.jpgイギリスの外食事情はほんとに悪い。うんと立派なレストランに行けばそれなりに満足できるのだろうが、特別なイベントでもない限り、あるいはうーんとお金持ちでもない限り、そんなレストランには気軽に行けない。で、よくあるのが、「なんでこんなもんに10ポンド(約2000円)も払わなきゃならんのだ???」という、ぶつけようのない怒りである。

きっかけはある知人の言葉。
「実費と手数料払うから、友達来るときとか、料理してくれへん?」
みんなテキトーなチャイニーズとかコリアンの外食には飽き飽きしている、という。同じ10ポンド払うなら、おいしいものに払いたい、という。

というわけで、ぶっちぎりアマチュア出張料理人で小銭を稼ごうと思い立ち。どうせならきっちり金取りたい。金取るならまともなものを出したい。料理は好きだがヒトサマから金を取るにはあまりにお粗末な己の腕を磨くため(というかまあ仲間内の集まりのついでに、なんだけど)、昨日、友人宅でインド料理大会を開催いたしました。

[お品書き]
1)ムスリム風チキンカレー
2)アルゴビいんげん
3)チャパティ

4)パプリカとカリフラワーのサンバル
5)鮭のココナツカレー
6)ギーライス

例によって例のごとく、アルゴビいんげん以外はぜんぶ渡辺玲さんのレシピ。
1~3が北インド風で、4~6が南インド風。
「肉と魚が入って、汁系とドライ系があり、万人受けしそうなもの」、んでもって
私がひとまず作り慣れているもの、を基準にしたら、このメニュー構成になった。
南インド部門にドライ系を入れたかったが、あいにくレパートリーがない。

対象は6名。
乳鉢とかマイナイフ(包丁すら持っていないテイタラク)、ふきん、エプロン、
スパイス全種を小さなスーツケースに詰めてがらがら引いていく。
今回は友人の集まりなので、みんなでスーパーに寄って材料を買い、
うちふたりが一緒にキッチンに立ってヘルプしてくれた。
みじん切りとかスパイス潰しとか肉の下ごしらえとか、苦手なものを全部
やっていただいて非常に楽でした。ありがとう!

が、作り出してから全品出し終わるまでに3時間かかった。
これはちょっとビジネスにするときは長すぎるよな。
時間を短縮するポイントをもっと絞り込まねば。

野菜や何かをわたしが用意していくと、けっこうな荷物になってツライので、
それは現地調達ということにしよう。野菜はいったん切っちゃうと数時間もたないしな。

サンバルのトゥーラン・ダルだけは事前に煮ていったのだが、
たとえばニンニクとしょうがのすり下ろしとか、玉ねぎのみじん切りとか、
サンバル・パウダーの調合とか、そんなものも用意しておけばよかった。
あと料理ごとに使うスパイスをあらかじめ分量ずつセットにして
分けておけばよかった。

情けないことに、何度つくってもレシピを見ないと手順やスパイスが
ごっちゃになって分からなくなってしまう。何品か同時進行の時はなおさらだ。
(ピアノを習っていた時、どんなにお気に入りの曲でも、
いつまで経っても譜面なしで弾けるようにならなかったことを思い出した)

でも金取るのに本を見ていたのではあんまり情けないので、
今度やるときは、きっちり内緒の進行表を用意していってやることにしよう。
そんなのも数をこなせばいずれ頭を使わずしてできるようになるだろう。
ま、そうなるまでは金とれねー(儲けるつもりだったのにヘンなとこで真面目なのさ)。

しかし昨日は、友人が友人を呼び、6名のはずが最終的に11名にふくれあがり、
一品出すたびあっという間になくなるので、けっこうヒヤヒヤものでした。
苦肉の策として、最初はいっぺんに出そうと思ってたメニューを、

1)前菜(っていうか間もたせ)→アルゴビいんげん
2)サンバルとギーライス
3)チキンカレーとチャパティ
4)鮭カレーと再びギーライス

という順番で、安い野菜ものから出していって、一番高~い鮭はラストという、
ものすごいみみっちい出し方をしてしまった。だってほんとにどう見ても足りなかったんだもん。
いやー時間は無意味に経つし材料足りないし、横からあれこれ口挟んでくる人はいるし、
テンパってましたねー。あらためて、プロの料理人ってすごい。

「インド料理とかスパイスもの嫌い」というイタリア人のプロのシェフがいて、
私がキッチンで作業をしている間、けっこう長い間、横で眺めていて、
内心、「あんたは向こうへ行っててくれーーー」などと思っていました。
花のアマチュアだからね、野菜の切り方とかスパパパパパーンとはいかないのよ(泣)。

でもあんなに嫌いだっていってたのに、その彼が気づいたらチキンカレーや
鮭カレーをパクパク食べていてびっくり。あなたが嫌いだとあれほど主張した
クミンシードとかがんがん入ってるんですがーー。
「君のボーイフレンドになる人はラッキーだねー」とお褒めの言葉をいただき、
大変うれしゅうございました。
スローフード命のイタリア人には、スパイスごりごりからやってるカレーは受けたと見える。

イタリア人けっこう好きかも(単純)。
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# by masala_days | 2005-10-30 22:13 | 出張料理人修行

イギリスのお料理番組事情

毎週土曜日の朝やっている「Saturday Kitchen」という料理番組、
たいがい、ほげほげ寝坊しながら見ているわけですが、
数週間前に、「ボンベイ・ポテト」という、おそらくボンベイには存在しないであろう
イギリス産のインド料理を紹介していた。

Antony Worrall Thompsonっていうね、テレビ御用達のセレブ・シェフがね、
軽快な語り口でパンパーンと料理をつくっていってね、それはそれでショーとして
面白いのだが、やっぱりさー、イギリス人さーーー、やることが荒いぜーーー。

ボンベイ・ポテトとは要はジャガイモのスパイス炒めである。
似たような料理は、ディティールこそ違えども、
インド各地の家庭料理にきっとあると思う。

アントニーったら、これはターメリックでこれはクミン、などと説明しながら、
皿の上の粉状スパイスを一気に熱した油の中に投入!!!

おいおいおいおいおいおい。
粉状スパイスを油に入れたら、焦げるし香りも飛ぶだろうよ。
だいたいスパイスだって種類によって、入れる順番とか
タイミングつうものがあるというのに、何もかも一緒くたに、「どかーん」。
おまけに本来はベジタリアン・メニューだったであろうものなのに、
そしてインド料理はダシを使わないのが原則なのに、
インスタント・チキンスープを、「どかーん」。

これはたとえて言うなら、
「みりんと酒と醤油を混ぜてぐりぐりして沸騰させて、その中に野菜や生肉を
ぶちこんで煮込んだ肉じゃが」、ついでに醤油は中国の甘い醤油を使用、
みたいな乱暴さである。「さしすせそ」とか関係ないのである。

だいたいイギリス人はあの世紀末状態のジャンクな食事を、
"simple"と表現するのだ。365日レンジでチンなディナーを、
"We live on simple food"とかヌケヌケとかます。
それは"simple"じゃなくて"お粗末"と形容すべき事柄だろう、といつも突っ込みたくなる。
だからきっとこのレシピも、料理らしきプロセスを経ているだけマシなのだ。
イギリス人、いつまでも各国から口汚く「料理音痴」と罵られたままではいけない、と
多少は気づき始めているのだ。でも本格的に料理の何たるかに触れようというところまで
行かないから、こちゃこちゃ面倒くさいスパイスの合わせ技を大胆に一挙省き、
"simple"にイギリス化した元インド料理をシャアシャアと朝から紹介したりするのだ。

できあがった「ボンベイ・ポテト」を、インド系っぽい女性コメンテイターが
「まあおいしい。ブリリアント! アントニー、あなたすっかりインド人ね」と
ベタ褒めしてたよ……。思い切り簡略化した配慮のない料理なんだって、
あんたそりゃ立派なイギリス料理だよ……。

なんだろーな、私も以前はそれに近い厚顔無恥なやり方をきっとしていたはずだから、
知ったかぶって、あまり他人を不用意に馬鹿にはしたくはないが。

「イギリス人、やっぱり料理に関してガサツである」。

と、勝手ながら定義づけさせていただくことにしました。
反論できるものなら受けて立ってよ! 
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# by masala_days | 2005-10-29 10:47 | イギリス話

ARAKI self.life.death

Barbican Centreで行われている荒木経惟展に行ってきた。
タイトルは"ARAKI self.life.death"。

いつごろからか忘れたけど、ずっとアラーキーが気になっている。
アムステルダムの美術館でたまたま手に取った「Tokyo Luckey Hole」という
分厚い写真集を買って以来かもしれない。

「Tokyo Luckey Hole」は80年代の歌舞伎町の風俗産業を撮りためた写真集で、
きっと日本で出版することはできないんだろうな、というエロとグロとせつなさが
これでもか、と詰まっている。
ある人に餞別だと言ってあげたのに、やっぱり惜しくなって後日、返してもらったという、
ハタ迷惑な個人的思い入れのある本でもある(だって日本で入手不可能なんだもん)。

今回は太陽賞をとった「さっちん」から最新シリーズまで一挙展示。

「さっちん」は何気に初めて見た。昔の日本の子供って、今のインドの子供みたい。
いろんな構図でいろんな手法を使って撮ったっていうのがすごくよく分かった。
もうちょっと点数が多かったらよかったのになあ。

一番好きなのは、なんといっても奥さんの陽子さんのシリーズだ。
いいなあ、こんな風に愛されたいよなあ、と思う。
だから、彼のモデルはみんな足広げて脱ぐんだよね。
広げて、なんて言われなくても、広げたくなっちゃうんだよね。
陽子さんになりたくて、ほらここから生まれてごらんよって言いたくてさ。
作品集「陽子」では、いつも最後の空のカットで号泣してしまう。
(この「陽子」と「Tokyo Luckey Hole」だけは重いの頑張ってロンドンに持ってきた)。
"Life is a sequence of small events rather than one big drama"。
……やっぱり泣けた。私の夢は、小さな家とあったかい家庭だよアラーキーうえーん。

「The Banquet」という、食事ばかりを撮ったシリーズもお気に入り。
食べ物がエロになるってことを、これほど実感する写真もないよなって感じ。
普段は取り澄まして隠している動物的側面を引きずり出されるというか。
ユッケをぐりぐりかき混ぜてだらしなく食べながらセックスしたくなりました。
ま、イギリス人はきっとこういう写真は、「汚い」とか思うんだろうな。
"Dining was a love affair with death"とありました。

今回のExibitionはかなり大がかりなもので、来年の1月までやっているそうです。
学生割引で6ポンド。一周するのに軽く2時間はかかった。見ごたえがありました。

LOVEと絶望の果てに Byマサムネ(「隼」より)
という言葉がぴったり来たかな。

と、閉館ぎりぎりまで居座ってから出ると、ホールではチェロとロンドンフィルハーモニーの
コンサートをやっている。おまけになんとおおらかなんだろうか、とってもいいスピーカーで
ロビーに音を流してくれている。スクリーンで中の様子も見られるので、
チケット買わずにずっとロビーで演奏を満喫しました。
一番安い席、5ポンド(千円)なんだけどね。ケチってるからさ最近。
他にもちらほら「ロビーでタダ聴き」組の人たちがいた。
イギリスのこういうとこが好き。

おまけにホール前のレストランのテーブルは開店休業状態で、学生っぽい人々が
勝手に座り込んで勉強してた。いいなあ、タダで良質の音楽聴きながら勉強なんてさ。
私も今度原稿持ってきてここで仕事しよう。

というわけでバービカン、ひじょうに楽しめました。これからも通いそうです。
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# by masala_days | 2005-10-27 09:23 | イギリス話

引きこもってていいんだろーか

今日こそアラーキーのロンドンExibitionいこうと思ってるのに……。
ひきこもってるよ冬眠状態だよ……。外、寒いしさー。

ところで、ブロードバンドが開通したらぜひやりたかったことのひとつに、
ラジオを聴く、ということがあった。で、さっそく色々試している。

http://www.bbc.co.uk/worldservice/us/languages.shtml
す、すごいぞ。タイ語もヒンディー語も聞ける。

これは語学学習の強い味方になりそう!
俄然、やる気がわいてきた!スクリプトもあるし!

が、わたし、ヒンディー、読めるけど意味わかんないんだよね……。

そもそも、インドの田舎を旅行する時に、英語表記がないバスの行き先を
なんとか読み取ろうと文字を覚えただけなのだ。 ろくに勉強していないのに、
読めたからと言ってあまり役にはたたない。

だいたい、苦労して読めたと思ったら、「だーくたる(doctor)」、「でーんたる(dental)」、
「いんてるねっと(internet)」、「せんたーる(centre)」……、それって英語じゃねーかよ、
というのが多い多い……。

きっと日本在住の外国人も、同じような思いをしていることでしょう。
せっかくカタカナ覚えて苦労して読んだら妙な外来語ばかりで。

さて上記の各国語ニュースですが、ロンドン発のBBCだからなのか、ヒンディー語もタイ語も、
心なしかアナウンサーの発声が 西洋っぽい低音のハキハキした感じだ。女の人なんか、
もっと柔らかく話すもんなのに。 帰国子女のシャベリって感じ。
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# by masala_days | 2005-10-26 23:07 | イギリス話

James Blunt 勝手に宣伝部長第2弾

この夏、タイのビーチリゾート・ホアヒンにいた時、あまりに救いのない異人種カップルを
見るにつけ、バーやら海辺で思い切り大音量でかけたかった一曲です(苦笑)。
ほんと心からやりたかったんだけど、もし実際にやってたら、すんごい嫌がられただろうなあ。

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c0036998_6203221.jpg
Wisemen
By James Blunt from "Back to Bedlam"



She said to me, "Go steady on me.
Won't you tell me what the Wise Men said?
When they came down from heaven,
Smoked nine 'til seven,
All the shit that they could find.
But they couldn't escape from you,
Couldn't be free of you,
And now they know there's no way out,
And they're really sorry for what they've done,
They were three Wise Men just trying to have some fun."

彼女は言った、「汝、われと添い遂げよ。
賢者どもの言葉を伝えるべし。
天から舞い降りし時、手に入った全ての上物を
やつらは七の刻まで貪った
汝から逃れられず、決して解き放たれることなく
今になってようやく、やつらは逃げ道がないことに気づいた
なんてことをしちまったんだと後悔してしている
それは三人の賢者たち、ただちょっと遊ぶだけのつもりだった」

Look who's alone now,
It's not me. It's not me.
Those three Wise Men,
They've got a semi by the sea.
Got to ask yourself the question,
Where are you now?

見ろよ、最後にひとりぼっちなのは誰だ?
そいつは俺じゃないぜ俺じゃない
あの三人の賢者たちは、海辺に家を持ってるんだ
己に聞いてみよ、おまえは今、どこにいる?

Really sorry now,
They weren't to know.
They got caught up in your talent show,
With you pernickety little bastards in your fancy dress,
Who just judge each other and try to imress,
But they couldn't escape from you,
Couldn't be free of you,
And now they know there's no way out,
And they're really sorry for what they've done,
They were three Wise Men just trying to have some fun.

ほんとに悪いと思ってる、知るべきじゃなかった
お祭り騒ぎにつかまって、 小心者のくせに精一杯着飾って
少しでも目立ってやろうと お互いに値踏みしてる
でもやつらはおまえから逃れられない、 自由にはなれない
今になってようやく、逃げ道がないことに気づいた
なんてことをしちまったんだと後悔してしている
それは三人の賢者たち、ただちょっと遊ぶだけのつもりだった

Look who's alone now,
It's not me. It's not me.
Those three Wise Men,
They've got a semi by the sea.
Got to ask yourself the question,
Where are you now?

見ろよ、最後にひとりぼっちなのは誰だ?
そいつは俺じゃないぜ俺じゃない
あの三人の賢者たちは、海辺に家を持ってるんだ
己に聞いてみよ、おまえは今、どこにいる?

-------------------------------------------------------------------
*ひめぽん不明点(分かる人いたらコメントください!)。

Smoked nine 'til seven,
All the shit that they could find.

ここの"nine"と"shit"はどう解釈したらよいのでしょう?
「上物のヤク」という風にムリヤリ解釈しましたが……。

全体の"you"、これっていったい誰なの????

ジェイムスのこのわけわかんない系の歌詞、すごいマサムネの詞の不条理さと
通じるものがあると思うのは私だけだろーか? 
そんで、すんごい細かく分析したくなるんだよね。

ああどっちもラブ! ひとりで絶唱中!
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# by masala_days | 2005-10-26 07:16 | 勝手に宣伝部長

またしてもミスっていた

がががががーーーーーーん。

私が愛するインド映画界きっての怖いおやじ、アムリーシュ・プリーがなくなっていたことを
いまさら知った。今年の1月だとか。

なんでこう、いつも乗り遅れるんだろう。
アムリーシュがもういないなんて。うえーん悲しいよう。

確かに、映画賞なんかで出てくると、どこかが悪そうな顔色をしていたけど。
ボリウッドの怖いおやじ役は誰が引き継いだんだろうか。あの人以外にいるんだろうか。

72歳だったそうです。そうだよなー、80年代とかもっと前から
数十年怖いおやじやってたんだもんなー。偉大だ。
実際、かなりやくざな世界とつながりがあったらしいというのもよく知られた話。
芸能界ってどこでもそんなもん。そんなことはいいんだよ、
あたしゃーあの人の分かり易すぎる「怖いおやじ度」をこよなく愛してたんだよ。

もうひとり愛するおやじ役のアヌパム・ケールは確かすごく若いんだった。
実年齢若いのに、いつも老け役。アムリーシュと対照的に、理解ある優しい
父親役と言えばこの人。
ちょっとトボけたような味もあり、かと思うと冷徹なマフィアのおやじみたいな
役もたまにやっていて、本当はすごく芸風の広い人なんだと思う。

「Bend It Like Beckham(ベッカムに恋して)」(ベッカムってこんなつづりだったっけ)でも、
伝統を大事にしながらも、新しい波にのりかけているわが子を最後には認める、
シク教徒のおやじ役をターバンかぶって熱演してました。

ああ久々にインド映画魂が燃える。そろそろ、あの無意味に歌って踊る感じが恋し。
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# by masala_days | 2005-10-25 10:27 | インド話

つかのまの晴れ

日増しに寒くなっていくロンドンです。

ぴんと張り詰めた空気、晴れると気持ちがいいんだけどね、
雨降ると悲惨だよね……。

でもまだ唸るほど寒くはない。今月末まで夏時間だし。

今日はセントラルまでお買い物に行きました。
日曜日のオックスフォード・ストリートとかピカデリー・サーカスは
もう鬼のように混んでいて、わたしがもっとも苦手とするものなのだけれど。

ピカデリー・サーカスから目と鼻の先に、すてきな教会を見つけました。
St. James Church というその教会、中へ入ると、正面に大きなステンドグラスがあって、
高い天井はわりと質素な装飾で覆われていて、おまけに外の喧騒が嘘のようにひと気がない。

ぽつり、ぽつりと礼拝席(というのだろうか?)に腰かけて、ステンドグラスを見上げて
考え事をしている風の人たちがいました。

静かに考え事をしたり、ひとりになりたいことがあったら、また来よう、と思いました。
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# by masala_days | 2005-10-24 03:37 | イギリス話

心にしみる歌

c0036998_7152274.jpg[リバプールストリート駅の果物売り 22OCT2005]

ちょっと前のこと。ロンドン北部の友人の家に遊びに行った帰り、夜もいい加減更けた時間、郊外列車に乗ったら、私の隣の隣に黒人のおじいさんが乗っていた。ぼろぼろの、一応は背広、そうだ、スーツじゃなくて背広というにまさに相応しい服を身に着けた小柄なおじいさんが、小刻みに膝でリズムをとりながら、歌を歌っていた。

何語だかさっぱり分からなかったけど、おじいさんの風貌からして、アフリカのどこかの言葉だと思う。わたしが勝手に想像するところの、陽気で力強いアフリカじゃなくて、どこか物悲しいメロディの歌だった。周りに気を使っているのか、本当はもっと出せるのに少し抑えた感じの声量だった。

向かいの黒人のおねえさんも、隣のインド系のおにいさんも、そして私も、「なんでここで???」と思いながらも、おじいさんの歌に漂うただならない郷愁の思いに、きっと同じ思いでいたと思う。

おじいさんは時々、隣のインド系青年に何事か話しかける。
青年、おじいさんの言葉は聞き取れないらしいものの、ふた言み言、言葉を返す。

インド系青年が降りて、その次の駅でおじいさんも降りた。
ちんまりしたおじいさんの背中が、暗いプラットホームにすーっと消えていった。

薄暗い郊外列車の車内で、疲れてぼんやりした頭で、私は確かに行ったこともないアフリカの空とか空気みたいなものを感じたんだよね。

いろんなことから取り残されていくけど、清く正しく前を向いて背筋を伸ばして生きていこうと思う。……なんか青臭いなあーーーー。
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# by masala_days | 2005-10-23 07:22 | イギリス話


20代の暗黒時代をインドとイギリスその他あちこち季節移動し続け、30代、やっと日本国で社会復帰。8か月の産育休を経て、現在、働くかあちゃん。オットの不在中に衝動買いしたマンションの借金返済に勤しむ


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